「ニトリネット」が運営を再開、商品詳細ページで店頭在庫を表示する機能など追加

プログラムの改修、CPUの強化などサーバー増強を進め、6日ぶりにECサイトを公開した

瀧川 正実

2015年6月24日 6:00

【関連記事】ニトリのリニューアル失敗から得られる教訓。リスク分散としての多店舗展開は重要だ

6日間にわたり自社ECサイト「ニトリネット」の運営を休止していたニトリは6月23日18時、リニューアルした通販サイトを公開した。当初、6月17日にリニューアルサイトをオープンする予定だったが、公開時にトラブルが発生。23日の午前10時に一時オープンしたがすぐに運営を中断。サーバー調整などを経て、18時に運営を再開した。

ニトリはリニューアルしたECサイト上に、6日間にわたるサイト運営中断についてのお詫びを掲載。「6月17日にリニューアル作業を実施した結果、一部プログラムエラーのためサーバーが高負荷状態となり、サイトにアクセスできない、表示エラーになるなど不具合が発生しました」と説明している。

6日ぶりに運営を再開したニトリの通販サイト「ニトリネット」

6日ぶりに運営を再開した「ニトリネット」ではお詫びと原因などを簡単に記載(画像は編集部がキャプチャ)

不具合の発生後、調整作業を進めた結果、早急な対応が難しいと判断しサイトを停止。プログラムの改修、CPUの強化などサーバー増強を進め、ECサイトを公開したとしている。

ニトリによると、リニューアル遅延に影響したプログラムのエラーは、外注先による不具合という。

リニューアルしたECサイトでは、商品詳細ページで全国のニトリ店舗の在庫情報を表示する機能追加などを行っている。

ニトリの2015年2月期における通販売上高は、前期比27.0%増の155億円だった。2014年2月期に初めて売上高が100億円(通期は122億円)を突破。2013年2月期は84億円、2012年2月期は67億円と右肩上がりの急拡大を続けている。

今回6日間にわたり自社ECサイトの運営は中断していたが、その間、商品購入については楽天市場店、Yahoo!ショッピング店を案内し、誘導を行っていた。

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