中川 昌俊 2015/12/14 9:30

アスクルは12月30日から、新設した物流施設「ASKUL Logi PARK 福岡」を本格的に稼動する。九州・沖縄エリアの基幹物流拠として機能させ、受注から出荷まで最短20分のスピード配送を実現する。

現在、アスクルでは2000年に開設した「アスクル福岡センター」のほか、福岡県内に複数の物流拠点を構えているが、物流機能の集約・統合が課題となっていた。

新たに開設する「ASKUL Logi PARK 福岡」は、アスクルが福岡市から取得した福岡市東区の用地に建設した地上4階建の物流センター。敷地面積は2万4905平方メートル、延床面積は5万4842平方メートルで「アスクル福岡センター」の約2倍に広さ。

設備効率を最大限に生かすため、2フロアに跨ぐ高さ約14mのメーカー最大級のケース自動倉庫による在庫移動(補充)の自動化、自動梱包機I-pack導入による梱包工程の効率化など、「自動化」「省人化」「省資源化」をテーマに自社設計したという。総投資額は約100億円にのぼるとしている。

初めて物流施設内に本格的な調理設備を設置し、スタッフへの昼食の無償提供を行う予定。

まずはアスクルの法人向け事業の物流を担うとしているが、今後は拡大中の個人向けECサイト「LOHACO」の九州方面の物流拠点としても活用していく考え。

ASKUL Logi PARK福岡
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