楽天は、1月26日の東京会場を皮切りに、大阪、福岡、札幌、名古屋、仙台の全6都市で、2016年の戦略や最新事例などを出店店舗と共有するイベント「楽天新春カンファレンス2016」を開催する。今回のカンファレンスのテーマは「smart」。その理由や見所などについて、楽天新春カンファレンス2016事務局の中村尚史氏に聞いた。
仲山学長とイベントブースで買い物するツアーも開催

中村 尚史 氏
――2016年の楽天新春カンファレンスはテーマは「smart」ですが、その理由は。
楽天では、カンファレンスごとにテーマを設定してきました。今回は、「smart」というテーマで開催します。シェアリング・エコノミーやIOTなどテクノロジーの発達により、ユーザーや出店者を取り巻く環境は多様化しています。今後、そんな日進月歩の環境の中で、ECがどのように対応していくかを考えるカンファレンスになればと思っています。それに伴い、今回のカンファレンスでは、楽天もさまざまなニーズに対応した多様な講演を用意し、開催します。
――今回の見所は。
東京の基調講演には放送作家、脚本家として活躍されている小山薫堂さんを招きます。各種講演ではコピーライターやディレクターの方など、いろんなアイデアを生み出す人に登壇いただき、店舗さんに刺激を受けていただきたい。
とはいえ、この機会に楽天市場の仕組みをしっかり学びたい、と参加される店舗さんも多いので、各種機能が学べる楽天社員講演のフォーラムも用意しています。
前回のカンファレンスで好評だった他の店舗さんと交流が行えるさまざまな仕組みや、ツアー企画などは今回のカンファレンスでも実施します。
新たな企画としては、楽天大学の仲山進也学長と元「ほぼ日刊イトイ新聞」でプロデューサーだった西本武司さんと一緒に、イベントスペースにブースを構えるお店で買い物をするツアーを実施します。その後、買い物した際にどう感じたかなどを話し合う予定。とても刺激を受けることができる取り組みだと思います。
地方会場では、ECコンサルタントとしっかり話し合えたり、地方ならではのつながりが形成できるような取り組みを実施します。
――参加しようかと考えている店舗さんに一言お願いします。
楽天カンファレンスは、楽天市場の魅力が凝縮された場だと思います。来場していただき、インスピレーションを受けていただければ、店舗さんはこれまでとは違った形でお客さまにサービスを提供できるようになると思います。ぜひ、新しい刺激を楽しんでください。
※1月22日19時45分に一部修正しました。
- この記事のキーワード :
バックナンバー
この記事の筆者
大学在学中に起こったアメリカ同時多発テロに触発されて、紛争地などの取材を開始。
ただし、実力もコネもないフリーライターがうまくいくような世界ではなく、たまたま記者を募集していた通販・訪販の専門紙新聞社に入社。
EC業界を取材する記者として8年間勤めたのち、ネットショップ担当者フォーラムに記者として参加。
直接のご意見・情報のご提供などは nakagawa-m@impress.co.jp まで
筆者の人気記事
佐川急便で全国的な遅配が発生
2016年12月26日 12:00
楽天の新決済サービス「楽天ペイ」の詳細を徹底解説! 全出店者に2017/4導入の内容とは
2016年10月6日 12:00
ネット通販TOP200社で国内EC市場の約42%を占める。合計EC売上高は約3兆円
2016年12月21日 10:00
楽天が9月から始める「レビューへの傾聴施策」「違反点数制度」って何?
2016年6月2日 12:00
ヤマダ電機をかたった詐欺メールが大量送信、「ヤマダウェブコム」で注意喚起
2016年6月20日 13:30
楽天が後払い決済サービスを提供へ、楽天ペイの標準決済として年内にも搭載予定
2017年1月23日 13:00