中川 昌俊 2014/6/17 11:00

ニッセンには長年、カタログを中心に通販を手掛け、通販ユーザーに圧倒的な知名度がある。加えて、今年1月にセブン&アイホールディングスの連結子会社となり、グループへの信頼感はさらに大きくなった。後払い決済でもこうした信頼感を生かすことで、利用者は安心して利用できるのが特徴。安心感を求めるEC企業にとっては最適な後払い決済といえる。

 

「ニッセンコレクト@払い」の料金プラン
プラン名ABCD
月額固定費(税別)0円4,700円19,000円45,700円
決済手数料率4.70%4.20%3.40%2.70%

長年、行ってきた通販の実績とノウハウを活用

ニッセンは20128月から、ECサイト向けの後払いサービス「ニッセンコレクト@(あと)払い」を提供している。同社の通販では、長年後払いサービスを基本サービスとして提供しており、通販の全注文に占めるコンビニ後払いの割合は半数近くある状況だという。

後払いサービスを展開している実績とノウハウを基にした安心感が、ニッセンの後払いサービスの強みだ。さらに今年1月にはセブン&アイホールディングスの連結子会社になった。グループの大きさでは、競合を圧倒する規模。こうした会社の規模の大きさも安心感につながっている。

ニッセンでは後払い決済以外にBtoB事業として、カタログ同送などのプロモーション支援、テレマーケティングサービス、通販物流支援、商品購入代行など様々なサービスを展開している。こうした幅広いメニューでEC会社をサポートできるのも強み。

「決済面を任せていただけると、その会社の全体像も見えてくる。そんな中でプロモーションや物流などその会社が弱いところに別のサービスを提供できる。こうした総合的なサポートが行える点も好評だ。決済だけでなく、他のサービスを利用している事業者が多いのはその証左だろう」(BtoB本部決済サービスチーム・尾方敦浩マネージャー)

EC店舗へのプロモーション支援を強化

最近では、消費者に届ける請求書の中に、その購入店舗の広告を掲載するサービスも無償で始めた。2週間ごとに内容を変更することができ、EC事業者は、後払い顧客専用のセール告知、ブランディングなどに使用。利用企業はとして広がっているという。「初回の請求時だけに広告を掲載し、督促の際は載せないといった配慮は行っている」(尾方氏)。

今後も、加盟するEC店舗のプロモーション支援を強化する考え。「加盟店に売り上げを伸ばしてもらえると、当社にとっても決済金額が増えるメリットがある。そのため、店舗の売り上げを増やす施策を強化していく」(同)という。具体的な戦略は明らかにしていないが、セブン&アイグループのサービスを活用した事業展開も今後考えられそうだ。

 

第3回目の後払い決済特集は、GMOペイメントサービスが提供する後払い決済サービスです。

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