7割のユーザー「送料無料」「最安値」がECを選ぶ条件。家電量販のEC利用率は4割、など
「ネット通販を選ぶ際の必須条件」「複数サイトを比較し始める商品の価格帯」「業態別のECチャネルの利用率」をNRIが調査
7割の消費者がネット通販で買い物をする際に「送料無料」「最安値」を条件にしている――。野村総合研究所(NRI)が実施した「買い物に関するアンケート調査」によると、こんな消費者の買い物傾向が浮かび上がった。また、調査では「複数サイトを比較し始める商品の価格帯」「業態別のECチャネルの利用率」も調べている。
ネット通販を選ぶ際の必須条件
商品が1万円と1000円の場合で購入する条件を聞いたところ、大きな差は出なかった。1万円と1000円の両方で、買い物時にネット通販を選ぶ必須条件に「送料が安い(無料)」を7割のユーザーが選択した。
「価格が安い」は1万円の商品で7割、1000円の場合で62.0%の消費者が必須条件としていると回答した。
複数サイトを比較し始める商品の価格帯
複数サイトの価格を比較する際の価格基準も調べた。
購入金額が1000円以上になると約4割が、3000円以上になると半数以上の回答者(64.2%)が複数のECサイトで価格比較をすると回答した。NRIは次のように指摘している。
一般的には、高額商品ほどより低価格なネットショップを探す傾向が強いと思われるが、3000円以下の商品でもその傾向は同様であることがわかった。
業態別のECチャネルの利用率
特定業態で提供するECチャネルの利用経験を調査。無店舗販売の形態である「カタログ通販」が最も多く73.1%。実店舗型の業態では、「家電量販店」が42.0%、「服飾セレクトショップ」が14.9%で続いた。
調査概要
- 調査名:買い物に関するアンケート調査
- 調査対象者:全国で15~69歳のインターネット利用者
- 調査方法:インターネット調査
- 調査期間:2016年2月19日~24日
- 回答数:4012人
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