シニア層がよく使う通販サイトは? 8割が「楽天市場」「Amazon」で買い物を経験
利用経験が多いのは大手モールで、シニア層の8割は「楽天市場」「Amazon」、「Yahoo!ショッピング」が55%
ネット通販で買い物を経験したシニア層の8割は「楽天市場」「Amazon」を利用したことがある――。
MMD研究所がこのほど発表したシニア層のネット通販利用動向などの調査で、こんな結果が明らかになった。
シニア層のネットショッピングはモール利用が多い
シニア層が利用したことがある通販サイトは「楽天市場」が1位で80.7%。「Amazon」が80.2%で続いた。
3番目に多かったのが「Yahoo!ショッピング」で55.7%。上位3サイトはモールが占めた。
各ブランドやメーカーといった独自ドメインの通販サイトの利用は31.3%にとどまっている。
シニア層が2016年にネット通販で購入した商品は?
最も多いのが「生活雑貨・日用品」で54.5%、「食料品」が53.4%で続いた。
ネット通販を利用するシニア層は購買力が高い
総務省がまとめた2015年の消費実態把握調査によると、ネット通販を利用している世帯は39歳までが45.2%、50~59歳までは38.2%と比較的高い数値となっているが、60~69歳になると22.1%まで急激に低下し、70歳以上では11.1%にまで減少する。
ただ、ネット通販を利用したことのある世帯における1世帯あたりのECへの年間支出額は50~59歳が40万7988円でトップ。60~69歳が39万9336円、70歳以上が38万7804円で続いている。いずれも平均の37万5720円を上回る。
ネット通販を利用する世帯数が最も多いのは39歳までだが、ECを利用する世帯に限ると支出額が高いのはシニア層。EC事業者はこうした傾向も把握しておく必要がありそうだ(関連記事はこちら)。
調査概要
- 調査名:2016年シニアのスマートフォン利用に関する調査
- 調査期間:2016年6月17日~6月19日
- 有効回答:884人
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:スマートフォンを所有する60歳~79歳の男女
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