夢展望が健康食品のECに再参入、アパレルECユーザーにダイエット関連の健康食品を訴求

アパレルECの夢展望が健康食品のECに再参入する。置き換えダイエット（1日3食のうちの1～2食をダイエット食品などに置き換えるダイエット法のこと）に関する健康食品商材を開発。運営する通販サイト「夢展望」内で展開する。主力顧客である20代女性をメインターゲットに販売し、健康食品を新たな収益ジャンルに育成する。

若年女性向けのアパレル商材を主力としている夢展望が新たに取り扱う健康食品の名称は「SHIBUYAパティシエスムージー」。凍らせた果物や野菜などを使ったシャーベット状の飲み物で、高機能な栄養素や酵素などを含ませた。

主力の通販サイト「夢展望」で告知などを行い、主力の20代女性に訴求。女性自身といった女性向け週刊誌などに露出を増やし、新たな顧客の獲得にもつなげる。

今回の健康食品は、スイーツなどを提供する有名店「ティ・ロランド」（所在地は渋谷区松涛）で支持されているクレープ2種類を基に、夢展望が同店舗と共同で開発。パティシア監修の下、スムージーという商材で健康食品化した。

ビタミン類・ミネラル類・アミノ酸類・フラボノイド類・有機酸を含有。健康増進に働きかけるブラジル酵素82種類と、野草酵素80種類の計162種類の酵素を配合している。ダイエットしながら健康的に栄養補給ができるようにしたという。価格は200グラムで2223円（税別）。

夢展望はアパレルECを始める以前、ダイエット健康食品などの販売を手掛けていた。今回再び健康食品の取り扱いを始めたのは、アパレル以外の収益力を高めるため。過去に健康食品のユーザーにアパレルを訴求、業績を拡大したように、既存顧客に対して新商材を提案。健康食品の拡販と収益力の向上につなげる。