中川 昌俊 2016/10/24 11:00

EC支援のマージェリックは10月24日、SNS上の「1いいね!」あたり10円からの予算を設定するだけで幅広いインフルエンサーへ情報発信や拡散のオファーができるインフルエンサー・マーケティングのプラットフォーム「door(ドア)」の本格提供を開始した。

従来のインフルエンサーマーケティングサービスは、オファーから実行まで時間がかかり、 マージンや効果が不明瞭なことが多く利用しにくい面が多かった。「door」は予算や獲得単価を自ら設定し、すぐに始められることが可能。

EC企業は「door」の管理画面から予算をデポジットし、案件を入力すると「door」に登録しているインフルエンサーへ仕事の依頼メールが送信される。 インフルエンサーは依頼内容にもとづいてInstagramやFacebookを通じて情報発信を行い、「いいね!」を獲得すると、企業がデポジットした予算の範囲内で、 獲得した「いいね!」数に応じた報酬額がインフルエンサーへ支払われる仕組み。

ダッシュボードのレポート表示機能を使い、インフルエンサーの属性ごとに掲載時期、 投稿内容、「いいね!」獲得数の閲覧ができ、効果測定も可能となっている。

2016年7月から行った国内企業約30社へのテスト導入では、EC事業者サイトへの平均アクセスが約3倍に伸長。施策月の売上高も通常の約1.5倍という成果が出たという。

2017年10月までに企業登録数は2000社、インフルエンサー登録数3万人をめざす。 

doorの仕組み
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