カゴ落ちした顧客にメールで再訪問を促す機能「FutureCartRecovery」を11/7リリース

フューチャーショップがECプラットフォーム「FutureShop2」のオプションとして提供、10/24から事前申し込みを開始

瀧川 正実

2016年10月24日 12:00

ECプラットフォーム「FutureShop2」を提供するフューチャーショップは11月7日、カゴ落ち(カート放棄)した顧客にメールで再訪問を促す機能を追加する。

機能の名称は「FutureCartRecovery」。カートに商品を入れたものの、放棄したまま離脱した顧客に対して、再訪問を促すメールを送信する仕組み。「FutureShop2」のオプションとして提供する。

顧客がカート内に放棄した商品情報を、あらかじめ設定したタイミングでメールで送信し、再訪問を促すことで売上アップが期待できる。

リリースに先立ち、10月24日から事前申し込みを開始。初期・月額費用が無料となるリリースキャンペーンも始めた。キャンペーンは2016年12月末まで(申し込みの対象は2016年11月18日までの申し込み分)。

「FutureShop2」を利用しているECサイトは、専用のタグの設置だけで簡単に導入することができる。メール送信対象は、「メルマガ可」に設定した会員のみ。

送信するタイミングは、「カゴ落ち」後の最短15分後から最長で90日後まで。複数回配信するステップ設定も可能。ステップごとにメール内容を変更することもできる。「FutureCartRecovery」で送信したメール経由の購入金額、コンバージョン率を確認することも可能。

サービス料金は初期費用2万5000円、月額1万5000円。

フューチャーショップがECプラットフォーム「FutureShop2」のオプションとして、かご落ちした顧客にメールで再訪問を促す機能「FutureCartRecovery」を提供、10/24から事前申し込みを開始

管理画面ではリアルタイムでさまざまな数値を確認することが可能(画像は編集部がキャプチャ)

米国Baymard Institute社によると、ECサイトの「カゴ落ち率」は、世界平均で約70%近いという。EC企業では「カゴ落ち率」を減らすために、送料表記のわかりやすさ、サイトの信頼性訴求などをECサイト上で対策したり、カートのステップ短縮、顧客情報入力の煩雑さやパスワード忘れを緩和する「外部ID連携機能」といった利便性向上施策を行う企業も増えている。

*一部記事中に誤りがあり、11/11に修正をしました。

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