売り上げを伸ばすコミュニティ活用法【通常商品の販促例】
【キャラクターグッズ販売A社からのご相談】
リアル店舗でもECサイトでも、「限定品(販売数や販売期間などの限定)」は良く売れるのですが、多くの在庫を抱える通常品は売上の1割ほどしか売れません。今後を見据え、通常品も伸ばしていきたいのですが、どうすれば良いでしょうか。
A. 他社との差別化を図りながら売上を上げるユーザーコミュニティ活用を
ユーザーは「物」ではなく、「特権」を欲している!
ユーザーの優越感や承認欲求を満たす仕組みを作るべし!またユーザー同士のコミュニティを形成することで仲間内での優越権も醸成すべし!
キャラクターグッズの分野は、既にあるアニメやアイドルなど大元となるコンテンツは決まっているため、商品による他社との差別化やブランディングが難しい分野と言えます。
ですので、例えば「会員になってくれた人が通常品をいくら購入したら顧客ランクが上がる」というような会員システムを作り、ランクが上がれば購入できる限定品を用意したり、特別なイベントに参加する権利を用意するなど、特別感を用意することで通常品に新たな価値を用意するというのも1つです。
そこでリアルイベント等の「体験」を通して差別化を図りブランディングを行う方法があります。
ここでも、ユーザーが求める「特別感」を出していくために規模は小さくても一定以上の条件を満たした人だけが参加できる限定イベントを開催したり、一定数以上の商品を購入してくれる特別なお客様だけを招待するイベントを開催するなどして、売上と紐付けながら他社との差別化を図るという手があります。
ここで注意したいのが、あまり露骨に売上にばかり走り過ぎると信頼を失い、逆に顧客離れにつながる可能性もあります。そうならないように感謝イベントや招待イベントなど顧客を大切にする姿勢も忘れないようにしましょう。
また、会員同士のSNSなど、コミュニティを作っておくと、活発な情報交換の中で、ランクの高い会員様にはより特権による優越感を感じてもらえ、まだランクの低い会員様にはより上を目指すきっかけになるため更なる効果が期待できるでしょう。
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EC売り上げアップ相談所 他社との差別化を図りながら売上を上げるユーザーコミュニティ活用法(2017/05/11)
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