中川 昌俊 2014/8/4 13:12

ドリームネッツはECサイト構築パッケージ「ABROAD(アブロード)」の提供を行っており、現在22社が導入している。これまでキタムラ、クオカプランニング、サンリフレホールディングスといったECで成長してきた企業が「アブロード」を選んでいる。

カスタマイズからモジュール型に変更、機能の追加や改修をしやすく

「アブロード」が評価されている点は、1つ1つの機能をモジュール型にすることで、機能の追加や改修を行いやすくしている点。従来、同社ではカスタマイズを中心としたECパッケージを提供していたが、システムのつぎはぎだらけになり、担当者が会社を辞めてしまった場合、手が付けられないような状況に陥った経験があったため、モジュール型に変更したという。

井上一成社長は「パッケージを作った当初から作って終わりではなく、作ってからがスタートという思想のもと設計している。例えば、本棚があってそこに必要な機能を入れたり、取り外しが簡単にできるような形式で提供している」。

ECのほかオークション、モールなどのモジュールも搭載し、さまざまな機能を組み合わせてサイト運用することも可能。複数サイトの一元管理も可能なため、運用負荷を軽減できる仕組みとなっている。

価格の安さも同社の特徴だ。1つのサイトを運用する場合、初期費用が300万円、複数のサイトを作る場合、初期費用が500万円。これに必要なモジュールを追加する仕組み。そのため、数百万〜1000万円前後で豊富な機能を有したシステムが導入できる。「当社は広島県福山市という地方で開発作業を行っているので、価格面でも安く提供しやすいのではないか」(井上社長)と言う。

ECサイト構築パッケージ以外にも実店舗向けの集客販促ツールとして、スマホアプリ作成サービス「アプスタ」を提供。今後、アプスタをEC事業者向けに改良し、パッケージと連携できるようにして提供していきたいと考えている。

「スマホサイトも必要だが、アプリは顧客の囲い込みという面でも大きな効果を発揮すると考えている。今後連携させることで、EC事業者のスマホ経由での売り上げアップを支援していきたい」(同)としている。

井上一成社長

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