ファーストリテイリングは、消費者のライフスタイルや購買行動が大きく変化するなか、複合商業施設の開発・運営を強化している。
リアル店舗の役割が「単なる販売の場」から「ブランドの世界観を体現する重要な顧客接点」へと進化している点を踏まえた対策。ファーストリテイリングは、ユニクロなどを核とした複合施設を自ら主体となって開発・運営することで、出店手法の多様化を進めている。
こうした方針を具体的に推進するため、ファーストリテイリングは不動産サービス会社でサテライトオフィス「ZXY(ジザイ)」も展開するザイマックスグループと合弁会社「株式会社ファーストリテイリング・プロパティ」を設立、3月から稼働を始めた。
新設した合弁会社は商業施設および複合施設の企画、設計、プロパティマネジメント業務を担う。出資比率はファーストリテイリングが75%、ザイマックスグループが25%。代表者はファーストリテイリングのグループ執行役員を務める元田武成氏。
ザイマックスグループは2020年以降、都内の「マロニエゲート銀座2」や福岡の「ミーナ天神」などの大型商業施設のリニューアルプロジェクトや運営管理業務でファーストリテイリングを支援してきた。新設した合弁会社では、ザイマックスグループが培ってきた商業不動産のプロパティマネジメントの知見を活用し、ファーストリテイリングの商業施設の運営管理体制を強化するとしている。
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