ネットショップ担当者フォーラム編集部 2017/8/25 10:00

LINEとTwitterによる最新のSNS活用、フェリシモ・ヤッホーブルーイング・ナチュラム(ミネルヴァ・ホールディングス)といった有名企業の自社EC事例など全15講演が無料で聴けるイベントセミナー「ネットショップ担当者フォーラム2017 in 大阪」が、9月1日に大阪市内で開催される。

コンテンツマーケや最新の決済、アプリEC、デジタルマーケティングなど、ネット通販の成長に必要なさまざまなテーマのセッションを用意している。各セッションのポイントやセミナー概要を紹介する。

【大阪】売上UPのヒントを学びませんか? 最新のSNS活用、あの有名企業のEC事例など全15講演の無料セミナーイベント 9/1開催

【9/1開催】ファン作り、ブランディング戦略など顧客コミュニケーションを学ぶ1日

【LINEの戦略】2か月で友だち1000万人突破のLINEショッピングなど紹介

【大阪】売上UPのヒントを学びませんか? 最新のSNS活用、あの有名企業のEC事例など全15講演の無料セミナーイベント 9/1開催
サービス開始2か月で友だちは1000万人を超えた(画像は編集部がキャプチャ)

会員数がサービス開始から約2かで1000万人を突破した、LINEが運営しているポイントサービス「LINEショッピング」。

「LINEショッピング」を経由して通販サイトを利用したユーザーに対し、購入金額に応じてLINEポイントを付与。ファッションや雑貨、スポーツ、インテリア、家電、化粧品など、150以上の企業やファッションブランドなどが参加し、利用者を急拡大させている。

テスト運用期間から参加している千趣会によると、アフィリエイト経由の売上高に占めるLINEショッピングの割合が、テストスタートからわずか3か月以内に「1~2位の規模」(千趣会)にまで拡大。

また、新規ユーザーの獲得率は、他のポイントサイトと比べて4~5ポイント高いという(2017年6月時点)。

商品コンバージョンは驚異的。正式ローンチ前の試験運用では、「LINEショッピング」を経由してECサイトを利用したユーザーの商品購入率は平均22.8%(2017年5月時点)。

短期間で成長を遂げた「LINEショッピング」などについて講演するのが、LINEの執行役員O2O事業担当・藤井英雄氏。講演内容は……

今年リリースをしたLINEショッピング、LINEデリマの今後の構想も踏まえて、OnlineとOfflineを繋げて、LINEで実現するオムニチャネルの構築手法についてご紹介します。

【EC事例】ユーザーの支持を集める商品作り&マーケティング

「なぜ人気? お客さまの支持を集めるフェリシモ猫部の裏側」というテーマで講演するのは、カタログ通販大手のフェリシモ 生活雑貨事業部の松本竜平氏。

「SNSを使ってユーザーさんと商品開発をしていくということを大事にしている」(松本氏)というフェリシモ猫部。猫好きユーザーのニーズを捉えたMDは、絶大な支持を得ている。

オムニチャネルにも取り組んでおり、「フェリシモ猫部・期間限定ショップ」と称して2015年の2月からスタート。リアルとネットを駆使してファンを増やしている。

松本氏は、次のような視点でフェリシモ猫部が人気を集める理由を解説する。

  • 顧客共創、顧客目線でオリジナル性の高い商品を開発する方法
  • SNSの活用方法、広告費ゼロのPR
  • 顧客価値としての社会性、ソーシャルビジネス
  • 店舗活用戦略(O2O、オムニチャネル)
  • 「社内部活動」という自由な発想を生みやすい組織形態
フェリシモ猫部期間限定ショップ
2016年に新宿のルミネエスト6階で開催した期間限定ショップ(撮影は2016年5月)

【Twitter攻略】Twitterのビジネス活用を徹底解説

野村総合研究所(NRI)が2017年1月に公表した調査結果によると、消費者が情報検索の際に使うSNS媒体は10代・20代の男女ともにTwitterがトップ。男性は55.2%、女性は59.4%だった。

30代・40代の男性もトップはTwitterで28.2%。女性ではTwitterは3位だったものの、24.5%と高い数値を記録した。

【大阪】売上UPのヒントを学びませんか? 最新のSNS活用、あの有名企業のEC事例など全15講演の無料セミナーイベント 9/1開催
出典:NRI「生活者年末ネット調査」(2016年、画像は編集部がキャプチャ)

情報を探す際、検索エンジンよりもSNSを利用する若年層が増えており、なかでもTwitterは大きな情報検媒体となっている。

イベントでは、Twitter Japanの森田謙太郎氏が「Twitterビジネス活用最前線2017」と題して講演。森田氏は講演内容について次のように説明する。

サービス開始から11年が経過したTwitterの、ユーザー層やその使われ方の大きな変化、そしてビジネスに役立つ便利な最新機能についてご紹介していきます。ご感想をツイートして頂いた方への特典付き。

【EC事例】熱狂的なファンを生み出すブランド戦略

クラフトビールメーカー「ヤッホーブルーイング」は12年連続増収増益で急成長を続け、飛ぶ鳥を落とす勢いで成長している。消費者から支持を得ている理由の1つにあげられるのが、熱烈なファンの存在。

ヤッホーブルーイングの井手直行社長には1つの考えがある。それは「小さい会社は普通のことをやっても生き残るのは難しい」ということ。

過去には地ビールブームの衰退などでどん底も味わった井手社長。「まずは製品を知ってもらわなければ売れない」(井手社長)と考え、とにかく目立ってPRにつながるブランディング戦略を推進した。

【大阪】売上UPのヒントを学びませんか? 最新のSNS活用、あの有名企業のEC事例など全15講演の無料セミナーイベント 9/1開催
井手社長(写真中央)と楽天・三木谷浩史社長

講演ではどん底から急成長した要因の1つ、熱狂的なファンを生み出すためのブランド戦略について解説する。

ビール市場が低迷を続けるなか、12年連続増収増益で急成長を続ける「よなよなエール」でお馴染みのヤッホーブルーイング。しかし過去には地ビールブーム衰退により売上が低迷、どん底の時代を味わった。本講演では、V字回復に至った熱狂的ファンを生み出すためのブランド戦略について語ります。

【EC事例】赤字からのV字回復。ECの雄「ナチュラム」が語る小売力

圧倒的な品ぞろえを武器に市場シェアを獲得していくロングテール戦略で、EC
業界にその名をとどろかせた「ナチュラム」。業界の“雄”も数年前、業績低迷と
いう憂き目にあった。

体力勝負となる今のEC市場に真っ向から挑んでも勝ち目はない――「ナチュラム」の運営会社などを傘下に持つミネルヴァ・ホールディングスは、厳しさを増す市場で生き残るために事業モデルを転換、現在は快進撃を続けている。

ロングテールからの脱却、小売りからメーカー兼小売りへとビジネスモデルを移行。赤字から見事にV字回復を果たし、前期は過去最高の売り上げを記録した。

【大阪】売上UPのヒントを学びませんか? 最新のSNS活用、あの有名企業のEC事例など全15講演の無料セミナーイベント 9/1開催
「ナチュラム」は浮沈を味わいV字回復を遂げた(画像は編集部がキャプチャ)

ECの雄「ナチュラム」を率いるミネルヴァHDの代表取締役会長兼社長CEO中島成浩が、久しぶりに登壇。次のようなことを披露する。

価格競争、大手参入による競争激化、消費低迷、消費の多様化など、時代が大きく変わる中、「ナチュラム」はロングテールから脱却。そして、小売りからメーカー兼小売りへとビジネスモデルを変えながら、近年はV字回復を果たし、過去最高の売り上げを記録しました。20年以上にわたるネット通販の経験を踏まえ、これからの商売に必要な“小売力”についてお話します。

【9/1開催】ファン作り、ブランディング戦略など顧客コミュニケーションを学ぶ1日

【講演】集客からアプリEC、決済までさまざまなセッションを用意

  • Amazon Payが提供する新しい決済の世界~導入事業者が語るその導入効果とは~
    (アマゾンジャパン、セレクト)
    「Amazon Pay」の導入メリットをご説明し、実際にAmazon Payを導入したレディスファッションサイト「Pierrot」を運営する有限会社セレクト Web事業部の山ノ内 智也様をゲストに迎え、Amazon Payの導入効果についてお話しいただきます。
  • 顧客エンゲージメントを高めた資生堂のSNS活用術
    (資生堂ジャパン、ユーザーローカル)
    商品の売上だけではなく、生活者の反応をデータ化し、そしてSNSを活用していくことが必須になってきている。本セッションでは、生活者とのエンゲージメントの重要性と、鍵となるSNSを活用し取組みをご紹介させていただきます。
  • 成長通販の人気アプリを徹底解剖!~売上直結型のECアプリとは?~
    (ヤプリ)
    アプリ経由のEC売上は、今やウェブ広告やメルマガを上回っており、今後アプリの存在感は大きくなっていくことが予測される。「アプリで売上が上がるの?」こんな疑問をお持ちのEC担当者様向けに、導入実績200社以上のアプリ運営プラットフォーム「Yappli」が、ECアプリの最前線をお伝えします。
  • マーケティングオートメーション導入170社から見えた、すぐに結果の出る最新活用Tips7~スコアリング、ライトコンバージョン、プッシュ通知、育成型広告など~
    (SATORI)
    「マーケティングオートメーション(MA)」の導入検討が各所で進み、MAによる成果も聞こえてくるようになりました。本セッションでは、MA「SATORI」導入企業170社の事例をもとに発見した「シンプルに結果が出た」最新Tipsを7個に絞ってご紹介します。
  • ネットショップのお悩み解決! 人材難を乗り越える教育ノウハウ
    (ラクス)
    ネットショップにおいてリソース確保は非常に深刻な課題です。 「スタッフが採用できない。」「スタッフの教育が上手くいかない。」「スタッフがすぐに退職してしまう。」などのお声をよくお聞きします。そのようなお悩みに有名ネットショップの事例などから、人材難を乗り越える秘訣をご紹介致します。
  • DMPによる顧客マーケティング最前線 ~デジタルマーケティングの最適解とは~
    (富士通)
    DMPという概念が一般化し、企業における活用が進む一方であまりに広範囲な業務、ソリューションに跨る領域であるために、未だに「わかり難い」であったり「どこから取り組んで良いのか分からない」といったご意見を聞きます。このセッションでは「DMP」をSIベンダーの視点より解説し、その可能性について事例を交えお話します。
  • 売上前年比200%も夢じゃない!今すぐ出来る!ECサイト売上アップの極意
    (ecbeing)
    中長期ではなく、なるべく短期的にECサイトの売上を上げたい。当然そんな思いを皆さんはお持ちですよね? 自社の強みをしっかり把握し、その強みを活かしたサービス、そして利便性を徹底追及した接客強化。そして忘れてはいけないECサイトへの集客の極意についても実例を交えてご紹介します。
  • コンテンツを1/3に減らしてアクセス27倍!ニフティの「検索にもソーシャルにも強い」メディア育成術
    (ニフティ、Faber Company)
    半年間、コンテンツの大量投入を続けたものの上手くいかなかったニフティのライフスタイルメディア「コモリエ」。挽回のため「量より質」に転換し、ユーザー目線の社員やブロガーを活用しながら、徹底的に「ユーザーの興味関心」に応えた結果、1/3の本数でアクセス27倍となる147万PV/月に急成長。検索にもソーシャルにも強いメディアを育てた秘訣を、​ニフティのコンテンツ戦略担当・宇佐美氏と、当社)月岡の対談で解説します。
  • 変革スピードが速いEC業界において求められるクラウドプラットフォーム「ebisumart」~大手好事例から学ぶ、EC事業成長に必要なものとは~
    (インターファクトリー)
    クラウドECだからこそ実現できるオムニチャネルの展開や弊社お客様事例を通して、「ebisumart」の汎用性・実用性についてご説明します。 また、弊社の今後の取組みとしてEC業界を盛り上げる新施策・新サービスをCTOよりご紹介。
  • 成長企業は実践しているネット担当者が知っておくべきCRM戦略 ~収益アップにつなげる最新MA活用事例~
    (プラスアルファ・コンサルティング)
    ECが成長するために、顧客を知り、顧客に響く施策を実践する「CRM戦略」の強化は必須です。本講演では、成果を出すための「CRM戦略」について、国内トップとなる成長通販400社の実績がある最新CRM/MAツール「カスタマーリングス」のデモを交え、LINEやWeb接客、オムニチャネル展開など最新のMA活用事例を解説します。

【9/1開催】ファン作り、ブランディング戦略など顧客コミュニケーションを学ぶ1日

イベント概要

  • イベント名:ネットショップ担当者フォーラム2017 in 大阪
  • 日時:2017年9月1日(金)10:00~17:00(受付開始9:30)
  • 場所:ナレッジキャピタル コングレコンベンションセンター(大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪 北館 B2F)
  • 参加費:無料(事前登録制制)
  • 主催:株式会社インプレス ネットショップ担当者フォーラム
  • 特別協力(予定含む):一般社団法人通販エキスパート協会、一般財団法人ネットショップ能力認定機構
  • 定員:300人
  • 詳細と申込https://netshop.impress.co.jp/event/201709osaka
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