送料値上げ対策で物流会社がタッグ、配送コストを抑える「共同仕分宅配センター」設立

仕分け作業の効率化や配送エリアを限定することで、運賃を大手の約5割に抑えるという

渡部 和章

2017年10月17日 9:00

物流サービスやEC支援事業などを手がけるライフポーターは2018年3月、首都圏の中小運送会社や倉庫会社など約10社と共同で宅配便の仕分けや配達を行う「共同仕分宅配センター」を設立する。

通販事業者から集荷した荷物を千葉県浦安市内にあるライフポーターの倉庫内で仕分けし、関東の顧客に配送する。仕分け作業の効率化を図るほか、配送エリアを人口密集地域に限定することでコストを削減。宅配便の運賃は大手宅配便の約5割程に抑制するという。

ヤマト運輸など大手宅配会社が運賃を値上げしたことに伴い、通販事業者の物流コストが上昇していることを受け、安価な配送サービスを提供して事業者のコスト削減をサポートするとしている。

送料値上げ対策で物流会社がタッグ、配送コストを抑える「共同仕分宅配センター」設立(ライフポーター)

「共同仕分宅配センター」を設ける物流倉庫の外観

ライフサポーターによると、中小物流会社が共同で仕分けや配送のセンターを設立するのは全国初。2017年11月にテスト配送を開始する。

千葉県浦安市舞浜地区にあるライフポーターの倉庫で荷物の一次仕分けを実施、各県の拠点倉庫で二次仕分けを行う。遠隔地への配達は大手配送会社に委託し、同センターの配送は首都圏の商業地区や住宅地区に特化する。

ライフサポーターは配送地域の限定や、車両台数の制限を設けて営業することなどにより、「仕分けから配達までを大手宅配便運賃の半分ほどの1個350円(60サイズ、2キログラム)に抑えることが可能ではないかと試算している」(ライフポーター)。

運賃を安く抑えるだけでなく、配送ドライバーに支払う賃金も大手宅配会社より多く設定するという。

同センターに参加を決めているのは約10社だが、最終的に30社体制、宅配荷物の月間取扱個数90万個をめざす。

送料値上げ対策で物流会社がタッグ、配送コストを抑える「共同仕分宅配センター」設立(ライフポーター)

自社倉庫での仕分作業スペース
この記事のキーワード

この記事をシェアしてほしいタヌ!

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る

企画広告も役立つ情報バッチリ! Sponsored

「サムソナイト」「グレゴリー」のEC改善事例。CVR改善+購入完了率が最大45%増の成果をあげたアプローチとは 11月12日 7:00 スマホゲーム「モンスト」ファンがお得にアイテムを購入できる「モンストWebショップ」はなぜ「Amazon Pay」を選んだのか。導入効果+UI/UX向上に向けた取り組みを聞いた 10月30日 7:00 アンドエスティが「3Dセキュア2.0」の超効率的運用に成功したワケ。オーソリ承認率大幅改善、売上アップにつながった不正対策アプローチとは? 10月28日 7:00 EC業界で市場価値を最大化する――「全体を見渡せる人材」になるためのキャリア設計 10月27日 7:00 転売ヤーが引き起こすEC市場の混乱に立ち向かう! Shopifyパートナー・フラッグシップが提案する最新対策 9月29日 8:00 14か月で累計売上30億円超え。 韓国のネイルブランド「ohora」の急成長を支えたEC戦略とは 9月22日 8:00 生成AI検索が変える消費者の購買行動。UGC活用でサイト流入を最大化する 9月10日 8:00 ほしい商品が見つからないイライラを解消し、CVRを向上! 検索機能強化と顧客満足度アップを実現するBtoB-ECサイト改善のポイントとは? 9月9日 7:00 B向けEC担当者必見。BtoBビジネスを成功に導くサイト内検索の最適化戦略 9月3日 8:00 クリック率3倍、セッション数2.3倍を実現したECサイトの取り組みとは? リアル店舗のような“ワクワク感”を再現するPLAZAの事例 9月2日 7:00