渡部 和章 2018/12/14 10:00

ウォルマートは12月11日、「楽天市場」に出店した。アパレルや玩具など、米国で販売している商品を、注文後に梱包して日本の顧客に空輸で届ける。

店舗名は「ウォルマート楽天市場店」。衣類やバッグ、アウトドアグッズ、スポーツ用品、玩具など約1200品目を販売している。

現在、「コールマン」「ディッキーズ」「フルーツオブザルーム」「ヘインズ」「Lee」「リーバイス」「マイケル・コース」といったブランドを扱っており、今後は取扱商品を増やすほか、商品カテゴリーも拡充する予定。

ECサイトの商品価格には送料、関税、税金が含まれている。

「ウォルマート楽天市場店」の運営は、ウォルマートの子会社の西友が手がけている。

ウォルマートは「楽天市場」に出店
「ウォルマート楽天市場店」では約1200品目を販売(画像は編集部がキャプチャ)

ウォルマート・インターナショナルのシニア・バイスプレジデント、ネイサン・クリング氏は次のようにコメントしている。

日本のお客さまのライフスタイルやニーズは目まぐるしく変化しており、ウォルマート社では、よりきめ細かなサービスを提供するため、常に新たな方法を模索しています。当社は西友を通じて、変化の速い日本市場に対する理解を深めてきました。今回、旗艦店「ウォルマート楽天市場店」で販売する厳選された品揃えは、これまで日本のお客さまのために実施した取り組みを通じて培った経験を反映しています

楽天とウォルマートの戦略的提携の一環

「ウォルマート楽天市場店」の出店は、ウォルマートと楽天が2018年1月に発表した戦略的提携の一環だ。

2社は今年8月、電子書籍サービス「Walmart eBooks by Rakuten Kobo」を立ち上げ、米国のウォルマートの顧客が電子書籍やオーディオブック、「楽天Kobo」の電子書籍リーダーなどにアクセスできるシステムを整備した。

10月からは、楽天と西友のネットスーパー事業「楽天西友ネットスーパー」を展開している。

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