タワーレコードが送料無料を終了、配送料金は全国一律216円へ改定へ

配送費用の値上がりを受けて「タワーレコード オンライン」の送料を改定

渡部 和章

2019年2月20日 9:00

タワーレコードは2月18日、配送費用が値上がりしていることを受け、通販サイト「タワーレコード オンライン」の送料を改定すると発表した。3月4日正午以降の注文は、全国一律216円とする。購入金額2000円以上で送料が無料になるキャンペーンは同日で終了する。

現在、送料は地域ごとに金額を設定している。「本州・四国」は594円、「北海道・九州」は702円、沖縄は1080円。ECサイトで1回あたりの購入金額が税込2000円を超えると送料は無料。

「タワーレコード オンライン」はセブン-イレブンでの店頭受取サービスもある。セブン-イレブンで商品を受け取る場合は、3月4日以降も購入金額に関わらず送料や手数料は発生しない。

全国一律216円の送料は「タワーレコード オンライン」のみが対象で、他のECモールや実店舗での送料・手数料は異なる。

通販・EC業界では近年、配送費用の値上がりを受け、送料無料を廃止したり、送料を実質値上げしたりする動きが目立つ。

2018年3月から5月にかけては、セブンネットショッピング、ディノス・セシール、ファンケル、ベルーナ、ニッセン、オルビスといった大手通販会社による、送料無料の廃止や送料の値上げが相次いだ

工業用間接資材の通販を手がけるMonotaRO(モノタロウ)も、送料が無料になる注文金額のラインを、従来の「3000円以上」から「3500円以上」に引き上げる。一般消費者向けのサイトは2月19日、事業者向け(BtoB)サイトは24日から適用。購入金額が3500円未満なら送料は500円とする。

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