【再配達問題】宅配ボックスの設置でストレス8割減、「必要」と感じた利用者は9割
住宅用設備を販売するナスタが、福岡市と共同で行った宅配ボックスの実証実験の結果を公表した
郵便受けや宅配ボックスなど住宅用設備を販売するナスタは2月20日、福岡市と共同で行った宅配ボックスの実証実験の結果を公表した。実験の参加者の8割以上が、宅配便の受け取りにおけるストレスが減ったと回答。宅配ボックスが「必要」と回答した参加者は9割を超えた。
福岡市の戸建住宅に住む1000世帯に、ナスタが販売する宅配ボックス「スマポ」を無料で提供し、宅配便の受け取り方の変化などを検証した。
「宅配ボックス設置後、宅配便など荷物の受け取りに関する総合的なストレスはどうなりましたか?」という質問に対して、「とても減った」は31.9%、「減った」は50.4%で、合計82.3%の参加者がストレスが減ったと回答した。
参加者が日頃、宅配便に関してストレスを感じていた「荷物を指定日に受け取れなかった」「荷物がいつ届くかわからず困った」「ピンポンの音で寝かしつけた子供を起こされた」といった項目において、宅配ボックスを設置したことで大幅なストレスの軽減効果が見られたという。
「今後も宅配ボックスは必要だと思いますか?」という質問では、「絶対に必要」と答えた参加者の割合は45.6%。「必要」と答えた割合は45.8%だった。合計91.4%の参加者が宅配ボックスが必要だと答えている。年齢別で見ると、若い世代ほど「絶対に必要」と回答した割合が高い。
実証実験の概要
- 1000世帯に宅配ボックスを無償で提供し、設置前後で2回アンケート調査を実施した。
- 宅配ボックス利用期間:2018年11月初旬~2019年1月下旬までの約3カ月間
- アンケート実施:宅配ボックス設置前(1回目)2018年10月25日~10月31日(有効回答数:n=977)、宅配ボックス設置後(2回目)2019年1月21日~1月27日(有効回答数:n=821)
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