アダストリアが導入した、販売スタッフの声を商品生産に生かす「STAFF START」のバイヤー機能とは

バイヤーが生産前の商品情報をアプリに投稿し、販売員は商品が「売れそうか、売れなさそうか」を評価する

渡部 和章

2019年3月15日 10:00

バニッシュ・スタンダードは3月8日、アパレル店舗の販売員がコーディネートを投稿できるアプリ「STAFF START」の新機能として、販売員が生産前の商品について「売れそう」か「売れなさそう」かを判断する「バイヤー機能」を追加した。

アパレル大手のアダストリアが「バイヤー機能」を先行導入したという。

「バイヤー機能」とは、バイヤーやマーチャンダイザー(MD)が生産前の商品情報をアプリに投稿し、販売員がその商品を評価する機能。販売員が予想した「売れそう」「売れなさそう」の比率などが、自動的に集計される。

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バイヤーやMDは生産数量や発注数量を決める際、販売員の評価を参考にできる。

「STAFF START」は、ショップスタッフが投稿したコーディネート写真に商品情報をひも付け、通販サイトやSNSに投稿できるシステム。コーディネートページにアクセスした消費者が商品を購入した場合、投稿者ごとに売り上げを把握できる。

2016年9月にサービス提供を始めた「STAFF START」の導入実績は約600ブランドという。2018年2月から2019年1月における「STAFF START」経由の販売金額は、合計160億円を超えたとしている。

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