楽天と東急電鉄が物流で連携、「Rakuten EXPRESS」配送エリアを神奈川で拡大
「Rakuten EXPRESS」の配送エリアの国内人口カバー率は約19%に拡大
楽天と東京急行電鉄(東急電鉄)が物流領域において提携した。
楽天が手がける独自の配送サービス「Rakuten EXPRESS」の一部地域において、東急電鉄が所有する東急線高架下の配送センターを共同で利用。また、東急電鉄が手がけるホーム・コンビニエンスサービス「東急ベル」のスタッフが、「Rakuten EXPRESS」の配送車を使って配送業務を行う。
「東急ベル」は、「ベルキャスト」と呼ばれる専門スタッフがハウスクリーニングや家事代行、リフォームなどを行うホーム・コンンビニエンスサービス。今回の業務提携により、2月27日から「Rakuten EXPRESS」の配送エリアに神奈川県横浜市港北区、青葉区、都筑区、川崎市高津区、多摩区、宮前区、麻生区が加わった。
新たに拡大した配送エリアで使う配送車や、配送員の制服には、「Delivered by 東急ベル」と表記される。
「Rakuten EXPRESS」は、楽天グループで日用品のECを展開する「Rakuten Direct」、書籍ECの「楽天ブックス」、ファッションEC「Rakuten BRAND AVENUE」の商品や、「楽天市場」の出店店舗の一部商品を扱っている。
配送エリアは東京23区内と東京都19市、千葉県4市、神奈川県横浜市・川崎市、埼玉県の一部地域、大阪府の一部地域。配送エリアの国内人口カバー率は約19%になるという。
楽天は「ワンデリバリー」構想を掲げ、「Rakuten EXPRESS」や総合物流サービス「楽天スーパーロジスティクス」といった自社物流機能の強化に取り組んでいる。配送追跡情報の通知機能や置き配サービスなどを提供しているほか、年内には当日配送サービスを導入する予定。
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