会員割引サービス「ZOZOARIGATO」に特典価格の表示を出店者側で選択できる機能
従来は会員特典価格が商品ページに常に表示されていたが、出店者からの意見を踏まえ、価格の表示パターンを選択できるようにした
ZOZOは2月26日、ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」の有料会員制割引サービス「ZOZOARIGATOメンバーシップ」の会員特典価格の表示方法を一部変更し、特典価格の表示の有無を出店者が選択できるようにした。
従来は会員特典価格が商品ページに常に表示されていたが、出店者からの意見を踏まえ、価格の表示パターンを選択できるようにした。
価格の表示パターンは3種類あり、「割引後のメンバー特典価格を表示」「各ショップが設定した価格とZOZOARIGATOの案内へのリンクを表示」「各ショップが設定した価格のみを表示」の中から出店者が選択する。
ただし、これらの表示パターンは「ZOZOARIGATOメンバーシップ」に未加入の顧客が対象。会員がログインした状態で「ZOZOTOWN」にアクセスした場合、全商品が会員特典価格で表示される。
「ZOZOARIGATOメンバーシップ」は年間3000円(または月額500円)を支払うと、「ZOZOTOWN」の全商品を10%割引で購入できる有料会員サービス。現在、加入初月は割引率が30%になる。
「ZOZOARIGATO」の導入をきっかけに一部の出店者が退店を発表した、いわゆる「ZOZO離れ」をめぐっては、1月31日の決算説明会で前澤友作社長が「業績に与える影響は極めて軽微」との認識を示した上で、価格の表示方法を変更すると発表していた。
ZOZOは2月26日のプレスリリースで、2月24日時点で「ZOZOTOWN」の取扱商品数は前年同日比14.6%増であることから、「ZOZO離れ」が「ZOZOTOWN」全体に与える影響は限定的だとしている。
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