渡部 和章 2019/7/31 11:30

セブン&アイ・ホールディングスは7月30日、バーコード決済サービス「7pay」に対する不正アクセスが発生したことを受け、7iDとパスワードの一斉リセットを同日実施したと発表した。再度ログインする場合のパスワードの設定条件も変更した。

7iDで利用できるサービスは「7pay」のほか、グループを横断したECサイト「omni(オムニ)7」、イトーヨーカドーやセブンイレブン、ロフト、アカチャンホンポといったグループ各社のアプリなどがある。

パスワードの新規設定の条件は、アルファベットの大文字と小文字を1文字以上使用し、かつ数字か記号を組み合わせて9文字以上。

セブン&アイ・ホールディングスは7月30日、バーコード決済サービス「7pay」に対する不正アクセスが発生したことを受け、7iDとパスワードの一斉リセットを同日実施
「omni(オムニ)7」でのパスワード再設定のお願いのお知らせ(画像は「オムニ7」から編集部がキャプチャ)

セブン&アイ・ホールディングスは7月1日に「7pay」を開始した。直後に不正アクセスが発生し、不正注文による被害も発生。「7pay」への不正アクセスによる被害金額は7月29日午後5時時点で3860万5335円となっている。被害者数は807人。7月中旬以降、新たな被害は確認されていないという。

セブン&アイHDのEC売上高は1131億円

セブン&アイ・ホールディングスの2019年2月期におけるEC売上高は、前期比4.1%増の1131億9300万円だった。EC売上高は、グループを横断したECサイト「omni7(オムニ7)」を通じた売上高の合計。

セブンネットショッピングやセブンミール、アカチャンホンポ、そごう・西武、ロフトが売り上げを伸ばし、2年連続でグループのEC売上高が1000億円を超えた。ただ、期初に設定した売上高計画1250億円には届かなかった。

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