「ボタニスト」I-neの新設子会社に日本コカ・コーラが資本参加、飲料マーケットで価値創造めざす

日本コカ・コカコーラのマーケティングリソースを活用し、I-neが手がける飲料「CHILL OUT」の販売を強化する

渡部 和章

2019年8月6日 9:00

「BOTANIST(ボタニスト)」を展開するI-neが2019年7月に設立した飲料事業の子会社Endian(エンディアン)に、日本コカ・コーラが資本参加する。

日本コカ・コーラが持つ商品企画や販売、マーケティングのリソースを活用し、I-neが手がけるリラクゼーションドリンク「CHILL OUT(チルアウト)」の販売を強化する。2社は共同で、飲料の事業領域において新しい価値の創造を目指す。

8月5日にI-neと日本コカ・コーラが資本提携を発表した。日本コカ・コーラの出資比率は非公開。

I-neは2016年11月に「CHILL OUT」を発売。主にオンラインショップや「ナチュラルローソン」などで販売している。2019年秋以降、飲料子会社のEndianが「CHILL OUT」の販売をI-neから引き継ぐ。

「CHILL OUT」は「リラクゼーション」をコンセプトにした飲料。ヘンプシードエキス、テアニン、GABA、ビタミンA、B1、B2、B6、B12、C、D、E、葉酸などを配合している。価格は1本あたり税別185円。

「BOTANIST(ボタニスト)」を展開するI-neが2019年7月に設立した飲料事業の子会社Endian(エンディアン)に、日本コカ・コーラが資本参加する
「リラクゼーション」をコンセプトにした飲料「CHILL OUT」

I-neの理念「Chain of Happiness」のさらなる飛躍のため、この度飲料事業を新会社Endianに事業移管し、展開していくことになりました。日本コカ・コーラの持つ飲料ブランドの開発・運営ノウハウと、I-neの培ってきた既存の手法に因われないアイデアで新たなイノベーションを起こしていきます。

2016年に誕生したI-neの飲料ブランド「CHILL OUT」は、「ストレス社会にエナジーではなく、“リラクゼーション”を提供する」というコンセプトで販売をスタートし、一部から熱狂的な支持を得ております。「チル」という言葉も、今、若い世代でトレンドになってきており、潮流を感じております。しかし、飲料ブランドの運営・拡大に当たり、いくつかの課題を抱えていました。

そんな中、日本コカ・コーラからお声がけをいただき、互いの理念や戦略方針に共感し合えたことから、合同会社の設立に至りました。今後両社の強みを活かして、新しいカテゴリー、新しい消費者価値を皆様に提案していきます。ご期待ください。

I-neはボタニカルライフスタイルブランド「ボタニスト」を中心に、ヘアケアやボディケア、スキンケア、雑貨、美容家電などを販売している。売上高は2017年時点で200億円

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