石居 岳 2019/8/6 10:00

SGホールディングスとセイノーホールディングスは8月2日、持続的かつ利便性の高い物流サービスを提供していくことを目的に、業務連携に向けた検討を進めることについて基本合意したと発表した。

幹線輸送の共同運行や共同配送などの連携に向けて協議を行い、トライアルを実施することで合意した。

連携の骨子は以下の通り。

  • 日本の社会的課題である人手不足を解消するため、幹線輸送の共同運行や共同配送など、両社の得意分野やリソースを生かした連携により、より効率的かつ高度な物流で価値を提供する
  • 業界の効率を上げることで、労働関係法令をはじめとしたコンプライアンスを徹底するほか、交通事故の抑制や環境負荷の低減などにより、業界全体を持続可能なものにする
  • 両社がガバナンスを強化することにより、業界全体の秩序維持を図り、社会を支えるインフラとしての責任を果たす

今後、連携の骨子に基づき、両社でワーキングチームを組成し、今後の本格的な業務提携に向けた検討を進めるとともに、業務提携の実効化を高めるため、特定の運行ルートやエリアなどでトライアルを実施する。

両社が属する運輸・物流業界はEC市場の拡大に伴う輸送機会の増加や、顧客の物流に対するニーズの高度化・多様化が進む一方、トラックドライバー不足やそれに起因する人件費増加などが顕在化しており、厳しい経営環境が続いている。

このような状況の中、両社は持続可能でより利便性の高い輸送サービスを提供していくことが運輸・物流事業者としての社会的使命であるとの認識のもと、企業の枠組みを超えた連携に向けて協議を行っていくことで合意した。

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