佐川急便、送料を値上げへ。「飛脚宅配便(飛脚クール便含む)」「飛脚特定信書便」「飛脚ラージサイズ宅配便」の運賃改定
物価高騰などの影響を受け、佐川急便は宅配便のインフラとその品質を維持・向上することを目的に運賃の改定を決めた
SGホールディングスグループの佐川急便は4月1日、「飛脚宅配便(飛脚クール便含む)」「飛脚特定信書便」「飛脚ラージサイズ宅配便」の運賃を改定する。宅配便のインフラとその品質を維持・向上が目的。
「飛脚宅配便」は、3辺の合計が60センチ以内の「60サイズ」が880円から970円に。同80サイズは1155円を1280円に値上げする。サイズによって異なるが、値上げ率は7%台から10%台の値上げとなる。
「飛脚クール便」の付加料金は、140サイズの20キログラム以内が715円から880円、140サイズの30キログラム以内を935円から1100円に値上げする。
佐川急便は2017年の価格改定以降、燃料価格や人件費などのコスト上昇に対し、ITを活用した生産性の向上や輸送ネットワークへの投資、効率化などさまざまな対策を講じてきた。
一方で、昨今は「エネルギーや施設・車両などの価格高騰および労働コストの上昇」「物流の2024年問題に対応した従業員とパートナー企業の労働環境改善」「顧客ニーズに対応したサービス品質の維持・向上」といった環境の変化が生じている。
こうした状況下、将来的に継続して安全で安定した物流を提供し続けるため、2017年以降未改定だった「飛脚宅配便(飛脚クール便含む)」「飛脚特定信書便」「飛脚ラージサイズ宅配便」の運賃を改定することにした。
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