内山 美枝子 2020/1/24 10:00

I-neはボタニカルライフスタイルブランド「BOTANIST(ボタニスト)」が5周年を迎えるにあたり、「SDGs」(Sustainable Development Goals/持続可能な開発目標)に沿ったブランドマニフェストを1月23日に発表した。ボタニストはシリーズ累計7,000万本の出荷を突破、ヘアケア部門のシェア3位に成長したという。

環境に配慮したサスティナブルな社会を目指す取り組みの第一歩として、環境に配慮したバイオマス容器を採用した「ヴィーガンライン」を発表した。

ボタニストのヴィーガンラインとは

「ヴィーガンライン」はアフリカの砂漠に自生する保湿力の高い植物「ミロタムヌス」に着目した商品。動物由来原料、シリコン、パラベン、鉱物油、合成着色料などを使用せず、容器にもCO2削減が期待できるバイオマス容器(サトウキビ由来ポリエチレン容器)採用した。

1月23日から東京都渋谷区のフラッグシップショップ「BOTANIST Tokyo」と公式サイトで販売する。

ヴィーガンシャンプー モイスト(左)と ヴィーガントリートメント(右)
ヴィーガンシャンプー モイスト(左)と ヴィーガントリートメント(右)。価格は共に税別2,400円。製品に動物由来原料や素材が含まれていないことを示す「Vegan」認証と、動物由来原料不使用及び製品の動物実験を行っていないことを示す「PeTA」認証を取得済した製品

エシカル、ヴィーガン市場は成長中

I-neの調査によると、2016年以降、世界のヴィーガン製品の割合は年々増加傾向という。I-ne独自開発のAI予測システム「KIYOKO」(世界中のニュースサイトや口コミサイト、SNSなどから消費者の潜在的ニーズを読み取り、消費者インサイトをビックデータから解析するI-ne独自のシステム)でも、過去2年間のトレンド内で1年あたり10%の成長率が見られ、化粧品や日用品のカテゴリでも「エシカル」「ヴィーガン」のライフスタイルが広がると予想している。

ヴィーガン製品割合の推移(世界の美容化粧品・家庭用品・ペット・ヘルスケアのカテゴリ内において「Mintel GNPD」を使用してI-neが調査)

今秋には循環型ショッピングプラットフォーム「Loop」に参加する。「Loop」は食品や日用品を専用容器で販売し、宅配で配達・回収・再使用する事業。「プラスチックの持続可能な利用に向けた新たなビジネスモデル」として東京都に採択されている。I-neの他には江崎グリコ、ロッテ、サントリー食品インターナショナル、資生堂などがパートナー企業として参加している。

「Loop」の専用リユース容器の試作品

動画でブランドメッセージを訴求

2020年は「共に生きる」をテーマに4本の動画を配信する。第1弾ではヴィーガン料理のケータリングを行う「SUNPEDAL(サンペダル)」のYOKO氏が登場。「動画の中ではさまざまなボタニカルライフスタイルをフィーチャーし、この時代をより豊かに暮らすためのヒントを探求していきます」(I-ne広報)

用語解説

SDGs(持続可能な開発目標)

「Sustainable Development Goals」の略。2015年9月の国連サミットで採択された世界を変えるための17の項目。例えばエプソンが14の項目項目についてコミットメントを宣言しているように、さまざまな企業が17の項目から自社で貢献できるものを宣言している。

サンリオではハローキティーが2018年9月から国内でのSDGs推進活動をスタート。YouTubeチャンネルにおいて国連と協力して情報発信を行っている。EC関連では楽天市場も2018年11月に持続可能な消費を提案する 「EARTH MALL with Rakuten」を開始している。


サステナブル/サステナビリティー

SDGsを構成する17のゴールと169のターゲットのうち、「目標12・つくる責任つかう責任(持続可能な消費と生産のパターンを確保する)」を推進するために重要なのが「サステナビリティー(持続可能性)」。

アディダスは2015年からサステナブル製品を販売しており、「海洋プラスチック汚染を終わらせるために、2024年までに製品に使用する素材をすべてリサイクルポリエステルに移行する」としている(参考)。ファーストリテイリングも「UNIQLO Sustainability」で2020年までに店頭での使い捨てプラスチック包装を85%削減すると宣言している。


エシカル消費

環境、社会、地域に配慮された倫理的消費。消費者庁の定義では「消費者それぞれが各自にとっての社会的課題の解決を考慮したり、そうした課題に取り組む事業者を応援しながら消費活動を行うこと」。「サステナブル」同様、環境に配慮された製品を購入、使用することを指すが、「エシカル」(倫理的な)という言葉の通り、製造過程において労働者からの搾取や児童労働など、倫理に反することがないこと含む。

1993年から「フェアトレード」(開発途上国の商品を公正な値段で継続的に取引すること)を推進している「ピープル・ツリー」(運営:フェアトレードカンパニー)が先駆者的な存在。


ヴィーガン

動物性の原料を含むものや、製造過程で動物を犠牲とするものを一切口にせず、化粧品や衣類として身に付けることもしないライフスタイル。「ベジタリアン」と似ているが、ベジタリアンは卵や乳製品は食べる。目的は美容、健康、動物保護、環境、宗教などさまざま。

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