「BOTANIST」のI-neが韓国市場に進出、ドラッグストアや百貨店などで販売

2019年春から順次展開していた韓国国内の一部免税店に加え、新たにドラッグストアチェーンやプレミアムコスメティックストア、現代百貨店など約200店舗での取り扱いを開始

石居 岳

2019年7月24日 11:00

I-ne(アイエヌイー)は7月23日、ボタニカルライフスタイルブランド「BOTANIST(ボタニスト)」による韓国市場での展開を拡大したことを明らかにした。

2019年春から順次展開していた韓国国内の一部免税店に加え、新たにドラッグストアチェーンやプレミアムコスメティックストア、現代百貨店など約200店舗での取り扱いを開始。今後も韓国市場を強化していく。

取り扱い店舗は現在、ドラッグストアが「LOHB's」85店舗、「Lalavla」65店舗、「Boots」29店舗の合計179店舗。プレミアムコスメティックストアは「CHICOR」が5店舗。デパートメントストアは「現代百貨店(パンギョー店・チョーノ店)」などとなっている。

「BOTANIST」は現在、日本からアジア全土に販路を拡大。韓国での販売に先駆けて、中国の大手ECモール「T-mall」内で2017年からストアをオープンし、堅調に売り上げを伸ばしてきた。香港や台湾でも一部商品を販売している。

韓国免税店には中華圏からの観光客も多く訪れるため、これらの市場での認知度は韓国免税店で取り扱いを決める重要な要素になったという。この中華圏での人気に注目した韓国企業からのオファーがあり、「BOTANIST」の販売が実現した。

現地関係者によると、「PM2.5が深刻な問題になっている影響もあり、韓国でもナチュラル志向のトレンドが高まっている」と言う。こうした流れも、植物由来成分を配合した「BOTANIST」の取り扱いにつながったと捉えている。

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