渡部 和章 2019/11/27 11:00

紳士服大手の青山商事はファッションブランド「アメリカンイーグル」の事業を2019年末で終了する。実店舗は12月18日から31日にかけて順次閉店し、ECサイトは12月31日に閉鎖する。

青山商事は2010年に連結子会社「イーグルリテイリング」を設立し、アメリカンイーグルアウトフィッターズ(AEO)社のフランチャイジーとして事業を手掛けてきた。

2012年4月に1号店の「表参道店」(東京・渋谷区)をオープンした。店舗数は2019年3月末時点で33店舗。店舗展開と併せてオンラインストアを運営している。

青山商事はAEO社と今後の事業方針について協議。今後はビジネスウェア事業に注力するため、AEO社とのライセンス契約の終了を決めた。

青山商事のEC売上高は27億円、店舗のデジタル化を推進

青山商事の2019年3月期におけるEC売上高は約27億円だった。EC売上高のうち約6億円はECと実店舗が連携した「テジタル・ラボ」によるもの。

「デジタル・ラボ」は店内に設置されたデジタルサイネージやタブレット端末を使い、オンラインショップで商品を購入できる店舗形態。スーツを試着して素材や着心地を確認し、スタッフによる採寸を行なった後、オンラインで注文できる。

2016年10月に1号店を東京・秋葉原に出店。2019年3月末時点で22店舗を展開している。

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