ベイクルーズがリユース業態を試験運用、従業員から買い取り再販売

従業員が購入したベイクルーズグループの商品を買い取り、一般消費者向けに再販売する。リユース業態を手掛けるのはグループとしては初めて。

渡部 和章

2020年4月10日 11:00

アパレルブランドを展開するベイクルーズは4月7日、リユース品を販売する実店舗「CIRCULABLE SUPPLY(サーキュラブル サプライ)」をオープンした。

販売員や本社勤務のスタッフなど、従業員が購入したベイクルーズグループの商品を買い取り、一般消費者向けに再販売する。リユース業態を手掛けるのはグループとしては初めて。

「サーキュラブル サプライ」は東京・世田谷区下北沢でオープンした。ベイクルーズ広報によると、現時点では「サーキュラブル サプライ」は試験運用と位置付けており、店舗は4月7日から3か月間の期間限定で営業する予定。売れ行きなどを分析し、店舗を継続するか検討するという。

オープン当初に販売している商品は、すべて本社勤務のスタッフから買い取ったという。将来的には顧客から買い取るリユース事業を本格的に展開することも視野に入れている。

「サーキュラブル サプライ」はベイクルーズのマーケティングチームがプランニングを行い、グループ会社のジョイントワークス内B.C Stock Div.が運営を担当している。

ベイクルーズは「サーキュラブル サプライ」のコンセプトについて次のように説明している。

“CSRの一環として、顧客様と自社パートナーとの間に新しい循環サイクルを構築する。” “時代や価値観の変化に伴い、無理をしてでも洋服を買うパートナー(社員)が減少している中、安定的に換金できる場所を提供する事で、次への購買に繋がり更にオシャレを楽しめるように。”

そんな思いから、ベイクルーズグループの商品を、ベイクルーズパートナーからベイクルーズグループの元へ帰還させ再販売するという新しいサイクルをコンセプトとしています。

ベイクルーズグループでは実店舗の販売員や本社勤務の社員を「パートナー」と呼んでいる。

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