コロナ禍でニトリの通販・EC売上は5割増の353億円【2020年度中間期】
ニトリホールディングスの2020年3-8月期(中間期)通販事業の売上高は、前年同期比56.4%増の353億円。連結売上高に占める通販売上高の比率は約9.7%
ニトリホールディングスの2020年3-8月期(中間期)通販事業の売上高は、前年同期比56.4%増の353億円だった。2019年3-8月期の通販売上高の伸び率は前の期比20.6%増。2020年中間期の通販・EC売上は大幅に拡大している。
連結売上高に占める店舗売上(海外含む)は3624億円で前年同期比12.7%増。連結売上高に占める通販売上高の比率は約9.7%。
国内のニトリでは4~5月、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で最大110店舗の臨時休業を実施。休業した店舗の数字を営業継続店舗、通販事業がカバーした。
「One to Oneマーケティング」の取り組みとして、アプリ会員限定で商品購入時にポイントを追加付与するサービスをスタートした。店内商品の位置情報を表示する新機能を追加したで、アプリ会員数が大きく伸長。2020年2月末時点で525万人だった会員数は、2020年8月末で720万人に拡大した。
こうした一連の施策により、店舗とECサイトの双方を柔軟に利用する消費者が増加。コロナ禍によるEC利用に加え、店舗とECを双方で買い物をする利用者が増えた。
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