最短2時間で生鮮食品を配送、アマゾンがプライム会員向け「Amazonフレッシュ」を刷新

Amazonプライム会員向けの生鮮食品宅配サービス「Amazonフレッシュ」をリニューアル。最短約2時間での配達、対象エリアのプライム会員であれば追加会費利用できるようにした

石居 岳

2021年7月16日 7:30

アマゾンジャパンは7月14日にAmazonプライム会員向けの生鮮食品宅配サービス「Amazonフレッシュ」をリニューアル、これまで注文から最短約4時間後のリードタイムだった配送を、最短約2時間に短縮した。

「Amazonフレッシュ」専用物流拠点のシステム、オペレーション手順を改善したことで、対象エリアのプライム会員に注文から最短約2時間後の配送を可能にした。配送エリアはこれまでと同様、東京、神奈川、千葉の一部地域。

「Amazonフレッシュ」のリニューアルに伴い、料金体系も見直した。これまでは、プライム会費に加え、月会費500円で「Amazonフレッシュ」会員に登録することで配送料をAmazonが負担するプランと、「Amazonフレッシュ」会員には登録せず、配送料を都度支払う2つのプランを用意していた。

今後は料金体系を1本化。対象エリアのプライム会員であれば、追加会費は一切なしで「Amazonフレッシュ」を利用できるようにした。最低注文金額4000円以上から1万円未満の注文の配送料は390円、1万円以上の注文の配送料はAmazonが負担する。料金はすべて税込。

「Amazonフレッシュ」の料金体系
「Amazonフレッシュ」の料金体系

さらに、東京都大田区、世田谷区、目黒区、狛江市および神奈川県川崎市(幸区、高津区、多摩区、中原区、宮前区)、横浜市(港北区)の一部エリアでは、1時間単位の配達時間帯の指定も可能にした。1時間単位の配達時間帯を指定する場合、4000円以上~1万円未満の注文の配送料は890円、1万円以上の注文の配送料は500円に設定している(価格は税込)。

Amazonはプライム会員向けサービスとして「Amazonフレッシュ」の他に、食品スーパー ライフとの協業で、東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・京都・兵庫の一部エリアにおいてライフのストアを、スーパーマーケットバローとの協業により愛知県の一部エリアでバローのストアを展開している。対象エリアのプライム会員顧客は、それぞれのストアをAmazon.co.jp上で利用できる。

「Amazon.co.jp」で提供している生鮮食品の宅配サービス
「Amazon.co.jp」で提供している生鮮食品の宅配サービス

 

この記事をシェアしてほしいタヌ!

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る

企画広告も役立つ情報バッチリ! Sponsored

「サムソナイト」「グレゴリー」のEC改善事例。CVR改善+購入完了率が最大45%増の成果をあげたアプローチとは 11月12日 7:00 スマホゲーム「モンスト」ファンがお得にアイテムを購入できる「モンストWebショップ」はなぜ「Amazon Pay」を選んだのか。導入効果+UI/UX向上に向けた取り組みを聞いた 10月30日 7:00 アンドエスティが「3Dセキュア2.0」の超効率的運用に成功したワケ。オーソリ承認率大幅改善、売上アップにつながった不正対策アプローチとは? 10月28日 7:00 EC業界で市場価値を最大化する――「全体を見渡せる人材」になるためのキャリア設計 10月27日 7:00 転売ヤーが引き起こすEC市場の混乱に立ち向かう! Shopifyパートナー・フラッグシップが提案する最新対策 9月29日 8:00 14か月で累計売上30億円超え。 韓国のネイルブランド「ohora」の急成長を支えたEC戦略とは 9月22日 8:00 生成AI検索が変える消費者の購買行動。UGC活用でサイト流入を最大化する 9月10日 8:00 ほしい商品が見つからないイライラを解消し、CVRを向上! 検索機能強化と顧客満足度アップを実現するBtoB-ECサイト改善のポイントとは? 9月9日 7:00 B向けEC担当者必見。BtoBビジネスを成功に導くサイト内検索の最適化戦略 9月3日 8:00 クリック率3倍、セッション数2.3倍を実現したECサイトの取り組みとは? リアル店舗のような“ワクワク感”を再現するPLAZAの事例 9月2日 7:00