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セレクトショップのビームスは、所属部署や勤続年数の枠組みを超えて新商品企画を社内で公募するプロジェクト「マクアケグランプリ2021」を2021年4月からスタートした。最終審査を通過したアイデアは、商品化実現に向け、オンラインプラットフォームの応援購入サービス「Makuake(マクアケ)」の活用機会を得る。

6月に都内で行われた、全応募者の中から最終審査に選ばれた15案の企画の中から「Makuake」でのプロジェクト挑戦権獲得者を決定する「マクアケグランプリ2021」の模様を紹介する。

設楽社長が語る「マクアケグランプリ2021」の実施目的とは

ビームスはリアルタイムに消費者ニーズを知ることができる場として「Makuake」に着目し、2020年12月からマクアケと業務提携を開始。「Makuake」を通じてビームスの新商品発表や共催イベントなどを中長期的に実施している。

「Makuake」内に設置したビームス専用ページでは既に複数のプロジェクトを行っており、「マクアケグランプリ2021」は次なる取り組みとなる。

「マクアケグランプリ2021」冒頭で挨拶したビームスの設楽洋代表取締役社長は、グランプリ開催の背景と期待を次のように説明した

次の時代のスターを育て、常にファンに愛されるブランドで居続けるために、ファンが応援購入する「Makuake」のシステムがマッチしていると感じた

グランプリを通じて、新しい時代のディレクターが生まれる可能性がある。時代に寄り添い、突き抜けていく人材を発見していきたい。「マクアケグランプリ2021」は、次の時代のスター、次の時代のBEAMSを作っていくプロジェクトだ。(設楽氏)

マクアケ Makuake ビームス マクアケグランプリ2021 ビームス代表取締役社長の設楽洋氏
「マクアケグランプリ2021」冒頭で実施の意図を語るビームスの代表取締役社長 設楽洋氏

全社員にチャレンジ機会。「Makuake」を活用し、新しいキャリア育成につなげる

「マクアケグランプリ2021」はビームス全社員を対象とし、所属レーベルや部署、勤続年数の垣根を越えて、新商品の企画提案を公募するプロジェクトだ。

2021年4月に告知・募集を始め、審査を通過した起案者が6月上旬、設楽社長も参加する最終審査の場でプレゼン。最終的に選考に残った企画は8月以降、「Makuake」でのプロジェクト始動に向け、Makuakeによる全面サポートの元、起案者となる社員が中心となり準備を進めて行く。

マクアケ Makuake ビームス マクアケグランプリ2021
「Makuake」の仕組みを活用した社内公募プロジェクト「マクアケグランプリ2021」

プロジェクトを通じて発案者は消費者のニーズに向き合い、普段の所属部署での役割を超えて自身の思いを自由に提案・企画することができるため、将来のスター社員発掘の機会として期待されている。

また、採用された起案者は、商品やブランド作りの全工程やPR、運営などすべての行程に責任者として携わるため、新しいキャリア育成の場にもなる

マクアケは、「Makuake」への商品掲載だけでなく、企画選出における審査から専任キュレーターによる各プロジェクトのコンサルティング、マーケティング、PRサポートなどプロジェクトの全行程を支援する

社員の自由な思いを企画・発表

グランプリ選抜イベント当日は、計10組の起案者が各自3分間の持ち時間の中でプレゼンを実施。ビームスのブランドディレクター3人と、マクアケの取締役、キュレーター2人の計6人が審査員を務めた。より多角的に審査が行えるよう、さまざまな役割を担うメンバーを起用した。

子どもに物作りの楽しさを知ってもらう「知育玩具ふくパズル」

ビームスのユニフォーム課に所属し、普段から企画生産を担当している穂積優さんが起案したのは「知育玩具ふくパズル」。マジックテープがついた洋服のパーツをパズルのように組み合わせ、1着の洋服を作るという商品で、4~6歳を対象年齢としている。

小学校・中学校の家庭科の授業で制作するエプロンなどの柄がもっとオシャレで、かつ自分で選べたら、洋服を作ることやファッションの楽しさに気づけるのではないか、という考えから着想を得た。

穂積さんはこの商品のポイントについて、「自分で作った服が着られること」だと説明する。「作るだけでなく着心地やスタイリングを楽しむことで、『物作りは楽しい』と思ってもらいたい」(穂積さん)。将来的には小中学校の教材として提案を行っていきたいという。

マクアケ Makuake ビームス マクアケグランプリ2021 知育玩具ふくパズルの起案者 穂積さん
「知育玩具ふくパズル」の起案者 穂積さんのプレゼンのようす

コミュニケーションのきっかけにもつながる「BEAMS BEER」

「BEAMS BEER」は、デイリーユースのデザイナー担当の中塩敬恵さんによるアイデアだ。もともと、ビールは苦いと感じていた中塩さん。クラフトビールの魅力を知ったことで生活が豊かになり、ビールを通して人とのコミュニケーションが活性化したことが商品企画のきっかけだ。

コロナ収束後に友人たちと会えるようになった時、「BEAMS BEER」で人々に笑顔を届けたいと考えている。

商品化が実現した暁には、商品の販売だけでなく、醸造所での体験を通してビールに触れる機会の創出やコラボ商品作りで、コラボ先の売上向上にも貢献したいと意気込みを語った。

マクアケ Makuake ビームス マクアケグランプリ2021 BEAMS BEER発案者の中塩さん
「BEAMS BEER」の起案者 中塩敬恵さんのプレゼンのようす

起案者の中には、1人で2案以上発表する人やペアで発表する人もいた。

マクアケ Makuake ビームス マクアケグランプリ2021 ペアでプレゼンのようす
サウナ好き社員2人が、サウナで使える商品アイデアについてプレゼンしているようす

審査基準は①審査員が純粋に「施策を応援したい」と思えるか ②ビームスの方向性に合致するかの2つが主なポイントとなり、特に1つめに比重を置いている。審査の結果、次の6組が最終審査通過者となった。

  1. 「BEAMSのKANREKI」/五味川尚さん
  2. 「知育玩具ふくパズル-うみのなかまシリーズ-」/穂積優さん
  3. 「災害常備服 移動空間リュック」/穂積優さん
  4. 「BEAMS BEER」/中塩敬恵さん・松原知也さん
  5. 「TSUNAGU PAJAMAS」/竹村潤さん・藤田佳大さん
  6. 「ミンサーGUAYABERA」/謝花勇輝さん
マクアケ Makuake ビームス マクアケグランプリ2021
「マクアケグランプリ2021」最終審査通過者たち(中央)とビームス代表取締役社長の設楽洋氏(右)、同社取締役副社長の遠藤恵司氏(左から2番目)、マクアケ 共同創業者/取締役の坊垣佳奈氏(左)(画像はマクアケ提供動画から編集部がキャプチャ)

今後は上位6組分の商品サンプル作成や撮影を行い、8月以降に「Makuake」で掲載を開始。目標金額を達成し商品化が実現したプロジェクトに関しては、今秋以降、順次応援購入したサポーターに商品を発送する予定だ。

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藤田遥

ネッ担編集部

保険系SE→ECサイト運営を経て、編集未経験でインプレスに入社し、ネットショップ担当者フォーラム編集者に。カレーとコーラが好き。

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