通販大手のベルーナは3月23日、北海道・道東の屈斜路(くっしゃろ)温泉にあるリゾートホテル「屈斜路プリンスホテル」を取得する契約を締結したと発表した。取得日は4月30日を予定している。

屈斜路湖畔に立地する全208室のリゾート
「屈斜路プリンスホテル」は、阿寒摩周国立公園内の屈斜路湖畔に位置するリゾート施設。全208室の客室から屈斜路湖を望めるのが特長だ。館内には屈斜路温泉の豊富な湯量を生かした大浴場や露天風呂のほか、レストラン、ラウンジ、グランピング施設などを備える。竣工は2005年5月。

訪日需要の拡大を見据え取得
ベルーナは取得の背景に、北海道における国際線の拡充や訪日観光客の増加によって、今後も観光需要の拡大が見込まれる点をあげる。屈斜路エリアは、摩周湖や阿寒湖などを有する有数の観光地。同ホテルを北海道を代表するリゾート施設の1つとして、さらなる価値向上を図るとしている。
国内ホテル事業が業績をけん引
ベルーナは通販事業を主軸としつつ、近年は「プロパティ・ホテル」領域を成長ドライバーの1つに位置付け、ホテルの取得・運営を積極化している。
2025年4-12月期(第3四半期)の連結業績は、売上高が前年同期比3.6%増の1643億6000万円、営業利益は同48.1%増の108億6000万円、経常利益は同25.9%増の109億6000万円、当期純利益は同44.7%増の77億5000万円だった。
増減要因では「国内ホテル」が売上高で+63億8000万円、営業利益で+11億4000万円と大きく寄与。「プロパティ・ホテル」事業の売上高は同40.6%増の370億4000万円、営業利益は同23.4%増の64億8000万円となった。
国内ホテル事業は、国内旅行需要の回復や訪日客数の増加を背景に増収増益。札幌や大阪エリアで稼働率・客室単価が上昇したほか、リゾートホテルも全体的に売上が伸長した。加えて、2025年9月に取得した「ホテル瑞鳳」「秋保グランドホテル」の寄与もあったとしている。
