Criteoは、日本を含む7か国・6800人以上を対象にAIを活用した購買行動に関する消費者調査を実施、3月24日にそのレポートを発表した。
調査によると、AI活用は世界的に進展しており、7か国全体の56%が「1年以内に購買判断にAIを活用する」と回答。AIアシスタントを活用した購買に対しても、約半数が前向きな姿勢を示した。
日本は認知度が低い一方、利用意向は高水準
「エージェント型ショッピングアシスタント」の認知について、世界全体では4分の1が「認知していない」と回答。一方で同程度の割合が「月1回以上利用している」と回答した。
国別では、日本の認知度は40%と最も低い水準だった。一方で「6か月以内に試したい」とする回答は15%で、韓国(18%)に次ぐ2位となり、潜在的な関心の高さがうかがえる。
主な用途は「製品比較」と「価格探索」
AIチャットの主な利用用途は「製品比較」が43%で最多。「最適な価格の特定」が34%で続いた。
国別では、製品比較の利用が最も多いのは韓国(56%)、価格特定はフランス(39%)が高かった。
「最適価格の提示」で信頼を獲得
エージェント型ショッピングアシスタントへの信頼について、「最適な価格を見つける用途」が52%で最も高かった。次いで「適切な商品の発見」(45%)が続いた。
一方で、サイズ選びやフィット感のアドバイスなどは33%にとどまり、用途によって信頼度に差が見られた。
約半数が「条件付きでAIによる購入を許容」
購買の実行をAIに委ねることについては、「自分で設定したルールの範囲内であれば抵抗はない」との回答が約半数を占めた。内訳は「やや抵抗はない」が31%、「全く抵抗はない」が18%だった。
1年以内に購買判断でAIを活用する想定は7か国全体で56%、最も高いのは64%の英国とドイツだった。日本は41%と他国と比べるとやや低い水準だった。
活用は「リサーチ段階」が中心
購買プロセスでは、製品比較やブランド探索などの「リサーチ段階」でのAI活用が中心となっている。
具体的には、「オンラインショッピング中の疑問対応にAIチャットが役立つ」と回答した割合は60%。また、AIによるパーソナライズに対しても53%が抵抗を示さなかった。
一方で、最安値検索(39%)、商品発見(38%)、商品評価(33%)といった用途も一定数あるが、リサーチ用途ほどの利用頻度には至っていない。
信頼性向上の鍵は「価格・在庫の透明性」
レコメンドへの信頼を高める要因としては、「複数の小売業者間で価格や在庫を比較できる」点が46%で最多。「認証済み購入者のレビュー・評価」を重視する回答も42%だった。
また、商品検索で役立つAIツールとしてあがったのは「ChatGPT」が58%で最多、「Google Gemini」(43%)を上回った。音声AIは相対的に低く、「Siri」は22%、「Alexa」は12%にとどまった。
調査概要
- 調査期間:2025年10月1日〜12月31日
- 対象:米国、英国、カナダ、フランス、ドイツ、日本、韓国の消費者6800人以上
- 調査方法:オンライン調査(Criteo Shopper Survey)
