コロナ禍で「釣り」関連アイテムに注目集まる。「PayPayフリマ」における購入金額は約2.3倍、特に伸びたのは「ロッド、釣り竿」
ヤフーは、10月10日の「釣りの日」に向けて釣りに関するアンケートを実施、調査結果とフリマアプリ「PayPayフリマ」における釣り関連商品の消費動向、購買ニーズを発表した。
コロナ禍で釣りに脚光。前年より約2.3倍増加
「PayPayフリマ」では、2021年9月~2022年8月における「釣り」カテゴリーの購入金額が、前年同時期と比べて約2.3倍となった。
ヤフーは、以下の要因が重なった結果「釣り」カテゴリーの購入金額が増加したと考えている。
- コロナ禍で密を回避できるアウトドアレジャーに注目が集まった
- 女性やファミリー層がコロナ禍でも楽しめる趣味として新たに始めるケース
- 人との接触を避けるため、オンラインで買い物をする人が増えている
アンケート調査で、釣り経験者に「釣りを始める際にどの道具から揃えたか」聞いたところ、1位が「ロッド、釣り竿」(38%)だった。釣り初心者が「PayPayフリマ」を活用して、中古の釣り道具を手頃な価格で入手していると考えられるという。
取引総額トップの釣りアイテムは「ルアー(疑似餌)、フライ」
「PayPayフリマ」でアイテム別の購入割合を見ると、取引総額が最も高いのは「ルアー、フライ」(41%)、次いで「リール」(33.3%)「ロッド、釣り竿」(9.6%)だった。
ルアー、フライ
消耗品という点に加え、各メーカーから性能の良いアイテムが続々と登場するため、最も購入されていると考えられる。「PayPayフリマ」ユーザーも新作を検索しているようすが多く見受けられるという。
リール
「どのような釣りがしたいか」「どういった魚が釣りたいか」などが決まっていない場合、まず中古品を手ごろな価格で入手する需要があると考えられる。
ロッド、釣り竿
2021年9月~2022年8月の「ロッド、釣り竿」の購入金額は、前年同時期と比べて約3倍に増加しており、初心者のユーザーが中古品を購入したと考えられる。
「フィッシングベスト」「引退セット」の注目も高まる
ライン(釣り糸)、ルアー、カッターなどの小物が収納できる「フィッシングベスト」の購入者が増加しており、2022年8月の購入者数は前年同月比で約2.5倍となった。
釣りを辞めることを「引退する」と表現することも多々あり、「釣り 引退セット」として今まで使っていたアイテムを一式販売しているケースが見受けられている。
これらを購入することで、釣りに必要な道具をまとめて手軽に入手できるため、初心者からの注目が高まっているという。
アンケート調査について
- 調査期間:2022年8月31日~9月4日
- 調査対象:10代以上の男女1952人
- 調査方法:ウェブアンケート