飛行機の機内を通販・ECの“売り場”に。ジャパネットとスターフライヤーの新たな取り組みとは
ジャパネットホールディングスは、スターフライヤー機内での通販・ECを本格化する。
スターフライヤーと資本提携したジャパネットHDが機内販売システムを独自開発。国内5路線全便で機内販売システムをリニューアルしてモバイルオーダー化、販売商品の選定から配送までを連携して運営する。
機内販売における購入用紙への記入を廃止し、手持ちのスマホやタブレットで購入できるようにする。手持ちのスマホやタブレットの機内モードとWi-Fiをオンにすると、購入専用の機内ネットワークに接続し、購入希望商品のQRコードを読み込む仕組みをい実装。機内誌の商品ページに設置した二次元バーコードを読み込み、必要な情報を入力するだけで注文できる。
搭乗時に機内誌から読み込んだ二次元バーコードは24時間利用が可能。移動時間に左右されず、着陸後も買い物が楽しめる。
ジャパネットHDが配送面をサポート。従来、機内での手渡しだった購入商品を、自宅や希望の送付先に配送する。航空機の着陸後すぐに出荷・発送し、最短で翌日配達を可能にする。福岡発から羽田着15時到着便で搭乗時に購入した商品は、翌日に北九州エリアへ配送できる。
機内誌で販売する商品は、ジャパネットが厳選した「スターフライヤー限定販売商品」に一新する。食品・酒類は産地にこだわった逸品を用意。生活雑貨品はジャパネットの通信販売でも好評の商品をスターフライヤー限定仕様で用意する。
機内販売のリニューアルは2023年3月1日から実施する。ただ、機内でのショッピングについては機内ネットワークの調整、設置許可が下り次第開始する。
ジャパネットとスターフライヤーは2022年に資本業務提携。機内エンターテインメントサービス・物販事業・旅行事業における連携を強化し、搭乗者への利益を高め、利用者が安心して空の旅が楽しめるサービスの拡大に取り組んでいる。