「良かれ」と思って作った画像が仇になる!? ECでプレスリリースを活用するコツとは【ネッ担まとめ】
ネットショップの認知拡大策として、検索対策やネット広告、SNS発信に加え、プレスリリースの活用が一般的になってきています。これからチャレンジするEC事業者も多いと思いますが、プレスリリースで成果を上げるためのコツは何でしょうか。
自分たちとお客さまの「共感」を掘り下げよう
メディア編集長が解説。取り上げたくなるプレスリリースの条件とは|株式会社インプレス | PR TIMES MAGAZINE
https://prtimes.jp/magazine/exchange-meeting-240809/
一日、1000通以上の届いたメールに目を通していますが、プレスリリースはタイトルと画像、冒頭の文章といったファーストビューで記事の候補になるかどうかを判断していて、1通あたりにかける時間は2~3秒ですね。(湯野氏)
1日のリリースが出そろう16~17時に毎日1回チェックしています。メールが多すぎて1時間でチェックするのが大変なので、最初に「PR TIMES」のサイト上でプレスリリースを確認することが多いです。(四谷氏)
プレスリリース1件につき数秒しかチェックしないので、冒頭に縦長の画像が入っているとファーストビューが長くなって見にくいので、できれば横長のものがいいですね。
(中略)
使いにくい画像というと、画像の上に文字を載せたパターンもよくありますね。文字が載っていると広告みたいに見えるので、やや使いにくいかもしれません。(湯野氏)
取り扱いやすい・取り扱いにくい画像のノウハウについて。文字入りの画像を使っているECサイトも多いですが、文字なしの画像も用意した方が良さそうです。自分たちが「良かれ」と思ってやっていることが仇になってしまうことも。
1本のプレスリリースが5000件の注文を呼び込んだ。倒産の危機を救った広報PR|株式会社岡田商会 | PR TIMES MAGAZINE
https://prtimes.jp/magazine/exchange-meeting-240823/
お客さまがなぜ自社商品を選んでくださっているのか、その理由を明確に把握しておくこと。それによって、情報発信が一方通行になるのを防ぐことができます。
(中略)
実際にプレスリリースを作成するうえで、意外に重要なのが「自分が共感しているかどうか」という点です。自分が共感できていない情報は、いくら発信しても伝わりづらい。なぜなら、熱量が伝わらないからです。
どうしても自分たちが「伝えたいこと」を前のめりに発信しがちですが、お客さまが選んでくれている理由との「共通項」を掘り下げるわけです。自分たちの「共感」とお客さまの「共感」が重なる部分を探していきましょう。
掲載されている記事はすべて熟読し、メディアの方がどんな点を評価してくださったのか、どんな言葉を使って商品を紹介してくださっているのかをチェックして、次回プレスリリースを配信するときの参考にするんです。同じように、お客さまのSNS投稿や商品レビューなども細かく見て、言葉づかいや表現を次回の参考にしたり、そこからヒントをつかんで次の企画につなげたりしています。
大切なのは「反応」を見ること。自分たちが発信した情報に対して、メディアの人たちやお客さまがどのような反応をしているか。それが以後のマーケティングにつながります。取り上げてもらって「喜ぶ」だけではもったいないです!!
要チェック記事
アクションを取れるダッシュボードとは? | DIG IT
https://an-k.jp/blog/archives/6200
データは次のアクションを決めるために見るんですよね。見ることが成果になるわけではありません。
メルカリ、「越境取引2024年上半期トレンド」を発表 | メルカリ
https://about.mercari.com/press/news/articles/20240829_crossborder-trend/
着実に伸びています。代理購入サービスがより一般的になるといいですね。
お客様の「反応を見」なければ、それはマーケティングではない【no.2171】 | ECマーケティング人財育成
https://www.ecmj.co.jp/no2171/
ECのマーケティングは「実践する」ことで50点。あとの50点は、はたして何……?
メールの442倍!圧倒的な効果を実感した「顧客の生の声」の集め方 【VIVAIA急成長の舞台裏 #2】 | note | PtJournal
https://note.com/ptmind_ptengine/n/n303831889d64
机上でデータをあれこれ見て考えるよりも、お客さまに尋ねた方が早いこともある。
押さえておきたいEC企業のランサムウエア対策。「復旧の予行演習」「平時のデータ管理」できてますか? 備えのポイント | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/12764
身近にも発生したという話を聞いています。どの会社も引き続き注意が必要です。
結局マーケターは自分が顧客になるのが一番 ~開封率50%超、CVR10%超の効果が出たメールマーケティングの打ち手~ | note | 虎の穴ラボnote
https://note.com/toranoana_lab/n/n449e97d0157e
顧客になることで、競合のマーケティングの「点」ではない「線」を知ることができますよね。
今週の名言
素直に、地道に継続する人が成果を出す。プリント工場がSNSで急成長した話。 | note | 井澤 卓 / & Supply
https://note.com/takuizawa/n/n0f98b9c6a97c
今回の話で、僕自身最も勉強になったのは、中島社長の素直さと実行力、そして継続力だ。そして、それが成果を出すために一番重要なことなのだと改めて気付かされた。
業界内でいち早くSNSに着手する姿勢に加え、「工場会社の社長が自ら動画を編集し、インスタグラムのリールを投稿している」と聞くとなかなか驚きがあるし、稀有な存在だと思う。
実は私のクライアント先でも同じようなことがありました。2024年6月、他社のリール成功事例をもとに「新規ユーザーへのリーチのため、リールを強化しよう」と提案したところ、素直にスタートし継続した会社と、投稿はしたのですが「あまり効果がない」と1回でやめてしまった会社がありました。
わずか2か月後、結果はどうなったか。
素直にスタートし継続した会社のリールではバズった動画も出てきて、フォロワーも増え始めました。「あまり効果がない」と1回きりの会社のインスタグラムには、いまだ何も起こっていません。
素直に実行し、少し継続するだけなんですよね、実際は。ただ、人はなかなかそれができない。
ECマーケティング人財育成は「EC事業の内製化」を支援するコンサルティング会社です。ECMJコンサルタントが社内のECチームに伴走し、EC事業を進めながらEC運営ノウハウをインプットしていきます。詳しくはECMJのホームページをご覧ください。
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Designequationは何かに特化したサポートではなく、モール・ベンダー選定や広告・CSなど各企業に合わせたカスタマイズ型の運用サポートを行っています。
当たり前ですが、メディアの担当者さんは膨大な情報のなかから取り上げるニュースを探しているわけです。1通あたりにかける時間は2~3秒。プロだからこその判断とはいえ、初見のインパクトが重要になるので、ファーストビューに8割の力を注ぐようにしましょう。