初めてのお客さまは“文章をゼロから読む”んです! テーマを限定する+専門用語を極力省くことがポイント【ネッ担まとめ】
ECのマーケティングに欠かせないもの、「文章」。キャッチコピーや商品説明文もそうですし、メルマガやコラム、SNSと文字で「人に伝える」機会が多くあります。自社の文章はお客さまにきちんと伝わっていますか? 第三者からフィードバックしてもらったことはありますか?
プロであることが「落とし穴」になる
「ゲーメスト」でハガキ職人を目指す過程で知った、人に読ませる文章を書くことのむずかしさ | Books&Apps
https://blog.tinect.jp/?p=86471
「面白いとか面白くないの前に、何を言ってるのかさっぱり分からん」
と言われました。この時兄が教えてくれたのは、細かいところは曖昧ですが、大体下記のようなことでした。
- お前の記憶や考えというものはお前の脳みその中にしかない
- お前が自分で読み返す時には、書いた時の記憶や考えが背景になって勝手に文章を補ってくれるのかも知れないが、それが通用するのは書いた本人だけ
- お前以外の人間は、文章を全てゼロスタートで読む必要がある
- お前が自分の文章を読んで感じた面白さは、他の人には一切伝わらないと思え
「何も分からん」と言われた文章をあれこれ直しました。
- 伝えたいテーマを一つないし二つに限定して、そのテーマに沿っていない文章がないかどうかを考える
- 何を指しているか分からない指示語を使わない
- スラングやゲーセン用語が一般的に意味をとってもらえるものかどうか考える
- 文章の主語を意識して、文章の途中で主語や主題が変わっていないかをチェックする
(中略)
多少なりと私に誇れることがあるとすれば、それは「諦めの悪さ」でしょう。
載らなくても載らなくても飽きもしなければ自信喪失もせず、自分に甘い評価基準のまま徹底的にハガキを書き続けた点は、それはそれで文章書きとして資質の一つなのかも知れない、と自画自賛する次第なのです。
筆者の方はお兄さんの協力もあり、最終的にゲーム雑誌に投稿が掲載されたようです。大切なのは「自分の想いを人に伝えたい」という強い気持ちです。お兄さんからの手厳しいフィードバックも、その「想い」があるからこそ、素直に聞くことができる。そして、ゲーム雑誌に載るまで投稿し続けたのも「想い」があるからだと思います。それにしても、お兄さんの指摘が適格すぎて驚きます。
今週の要チェック記事
始めるのに遅すぎることはない――50歳で “新人賞”を受賞した個人セラーが語るeBayの始め方 | ECのミカタ
https://ecnomikata.com/original_news/43033/
ECビジネスや独立といった観点だけではなく、「生き方」の話としても参考になります。
JR東、申し込み殺到「JREバンク」で特典奮発の勝算 | 東洋経済ONLINE
https://toyokeizai.net/articles/-/757155
「楽天市場」における「楽天銀行」、「Yahoo!ショッピング」における「PayPay銀行」のような役割を担うのでしょうね。
なぜECビジネスは会員登録が重要なのか? 心理学を利用したアプローチに学ぶ会員数を増やすための基礎 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/12343
ECビジネスでは「安全欲求」の順位が少し高くなるのかもしれません。
3年でLTVが135%伸長! チュチュアンナが実践する顧客戦略と施策事例 | Web担当者Forum
https://webtan.impress.co.jp/e/2024/05/28/46927
「積極ロイヤル層」と「消極ロイヤル層」という言葉を初めて聞きました。「積極一般層」と「消極一般層」とあわせて定義が気になります。
Shopifyがアフターコロナでも二桁成長を続けられている理由とは? | 東芝テックCVC
https://note.com/ttec_cvc/n/ncb77bd94a67e
「Shopify」についての意見は数年前からさまざまあると思いますが、数字的な現実はこちらなんですよね……。
お弁当屋さんのネット注文マーケティング【no.2156】 | ECマーケティング人財育成(ECMJ)
https://www.ecmj.co.jp/no2156/
注文時点で必ずしも商品がなくても良い。リアルにはないネットの概念ですね。
今週の名言
「なにかしらの変化は、今の自分に神様がこうしろと言っている」。こんなアドバイスをいただいたのです。 | 運営堂
https://www.uneidou.com/21402.php
変化って後になって振り返ってみるといいことが多かったりしますよね。仮に良くなかったことでも、それを反省点にして良くなることも多いです。
そう考えると「こうしろ」と言ってもらっているというのは納得なのです。悩んだときや新しいことを選んだほうがいいでしょうし、無理に今に引っ張られなくてもいいですよね。
実は私にも森野さんと同じ4月に変化がありました。「悩んだらやる方を選ぼう」小学校時代の恩師の言葉を思い出しています。というわけで、石田の「ネッ担ニュースまとめ」次回もよろしくお願いします!
ECマーケティング人財育成は「EC事業の内製化」を支援するコンサルティング会社です。ECMJコンサルタントが社内のECチームに伴走し、EC事業を進めながらEC運営ノウハウをインプットしていきます。詳しくはECMJのホームページをご覧ください。
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これはECサイトやホームページでもまったく同じことが言えます。ネットショップで商品を販売しているみなさんはある意味「そのジャンルのプロ」です。ファッションならアパレルのプロだったり、冷蔵庫なら家電のプロだったりします。普段の仕事環境がアパレルや家電に染まっているわけですから、どうしても「記憶や背景」を飛ばした説明になってしまいがちです。業界の人にしかわからない専門用語ばかりのホームページが生まれてしまう理由もここなんですよね。