LINEヤフーの取扱高、ショッピング事業は約6%増の1.3兆円。eコマース全体は約5%増の約3.3兆円(2024年4-12月期)

eコマースでは「Yahoo!ショッピング」や「Yahoo!トラベル」などが好調に推移。取扱高は前年同期比で拡大している

松原 沙甫[執筆]

2月10日 9:00

LINEヤフーの2024年4-12月期(第3四半期累計)におけるショッピング事業の取扱高は、前年同期比5.9%増の1兆3154億円だった。eコマース取扱高は同4.8%増の3兆2804億円となっている。

eコマース取扱高は「LINEヤフー」内の「ショッピング事業」「リユース事業」「サービスEC事業」、「ZOZO」「アスクル」、メディア事業の「その他」の有料デジタルコンテンツなどの取扱高の合算値。

ショッピング事業は「Yahoo!ショッピング」「ZOZOTOWN」「LOHACO」「チャーム」「LINEブランドカタログ」「LINEギフト」「LINE FRIENDS」「Yahoo!クイックマート」の取扱高。

eコマース取扱高のうち、国内物販系の取扱高は同3.1%増の2兆3407億円。内訳は、「Yahoo!ショッピング」「LINEギフト」などによるショッピング事業取扱高が同5.9%増の1兆3154億円となっている。

子会社が好調だったほか、「Yahoo!ふるさと納税」の開始などで「Yahoo!ショッピング」の注文者数・注文単価が伸長した(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)
第3四半期(2024年10-12月期)は「Yahoo!ふるさと納税」の開始などで「Yahoo!ショッピング」の注文者数・注文単価が伸長した(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

「Yahoo!オークション」「Yahoo!フリマ」によるリユース事業の取扱高は同2.3%減の7332億円。「Yahoo!フリマ」の取扱高は好調だったが、「Yahoo!オークション」は落札者数が伸びず取扱高が振るわなかった。

「一休.com」「Yahoo!トラベル」などによる国内サービスECの取扱高は同9.8%増の5286億円。なかでも「Yahoo!トラベル」の予約数が増加し、取扱高アップに寄与した。

2024年4-12月期(第3四半期)における連結業績は、売上収益が前年同期比6.1%増の1兆4287億5900万円、営業利益は同46.2%増の2547億6500万円、純利益は同21.3%増の1655億8100万円となっている。コマース事業の売上収益は同3.3%増の6363億円900万円。

コマース事業の売上収益は、ZOZOグループおよびアスクルグループなどの子会社を中心に増加。また、2024年5月にバリューコマースを非連結化した影響があったものの、サービスEC事業などが好調に推移したことにより前年同期比で増収となった。

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