ビームス、北アメリカに現地法人を設立。2025年春に現地向けECサイトのオープン見込む

北アメリカ地域への進出強化を狙い、ビームスは現地法人を設立。ECサイトの開設を見込む。期間限定のポップアップショップも開催する

高野 真維[執筆]

3月12日 8:30

ビームスはこのほど、北アメリカ地域における事業の確立と強化のため、米国カリフォルニア州ロサンゼルスを拠点とする現地法人BEAMS America, Inc.の設立を発表した。2025年春には北アメリカ地域を対象とした常設のECサイト(beams-america.com)の開設を予定しており、現在はティザーサイトを公開している。

北アメリカ地域を対象とするECの開設を見込む(画像はティザーサイト)
北アメリカ地域を対象とするECの開設を見込む(画像はティザーサイト)

BEAMS America, Inc.運営で、2025年3月7日から4月20日までの期間限定で、メンズカジュアルレーベル「BEAMS」を中心としたポップアップショップ「BEAMS POP-UP LA」をロサンゼルスのダウンタウン地区で開催。期間中は現地の顧客を中心とするローカルコミュニティーを招いて、新商品のローンチイベントやレセプションパーティーなども行う。

米国カリフォルニア州・ロサンゼルスで、2025年3月7日から4月20日までの期間限定で開催しているポップアップショップ
米国カリフォルニア州・ロサンゼルスで、2025年3月7日から4月20日までの期間限定で開催しているポップアップショップ

ビームスの設楽洋代表取締役社長は次のようにコメントしている。

ビームスは2026年に50周年を迎える。大きな節目となるタイミングで、満を持してアメリカに拠点を設ける。各地でそうしてきたように、アメリカでもまたコミュニティーを築きながら共に進化を続けるなかで、互いの文化の融合から生まれる化学反応を楽しみにしている。

ビームス 設楽 洋 代表取締役社長
ビームス 設楽 洋 代表取締役社長

BEAMS America, Inc.は、ビームスの長年のパートナー企業であるPacific Fashion Works, LLCとビームスの合弁会社として、2024年9月に設立した。Chief Executive Officer(CEO)は、ビームス常務取締役の宅間正之氏。

北アメリカ地域における事業の確立と強化をめざし、常設店の出店を視野に入れて始動しており、2024年11月から12月にかけてロサンゼルスで、2025年1月から2月にかけてニューヨークで、オリジナルメンズレーベル「BEAMS PLUS」の期間限定店舗を出店した。

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