買い物で「多少高額でも高品質」派は約3人に1人。 コスパ・サステナ意識の高まりが「一生もの」志向を後押し
ニューウェルブランズ・ジャパンが実施した「一生ものと高級筆記具」に関する調査結果によると、約7割が「一生もの」の購入に価値を見出しており、約3人に1人が「多少高額でも、高品質で長く愛用できるものを購入する」と考えている。
調査対象は全国の20歳〜60歳代の一般の男女1110人で、調査期間は2025年2月10日〜12日。
安い商品を頻繁に買い替えるよりも、高価格・高品質な「一生もの」を購入することにメリットを感じるかを聞いたところ、69.2%が「はい」と回答。約7割が「一生もの」の購入に価値を見出していることがわかった。
加えて、文具、雑貨、衣類などの日常使い品を購入する際の理想について、「多少高額でも、高品質で長く愛用できるものを購入する」は約3人に1人(35.3%)だった。

高価格・高品質な「一生もの」のアイテムについて、「ひとつのものを大切に使い続ける考え方はサスティナブルで時代に合っていると思うか」と聞いたところ、「そう思う」「どちらかと言うとそう思う」を合わせると83.6%となった。
「大切に使い続けることで、結局得をすると思うか」は「そう思う」「どちらかと言うとそう思う」を合わせると82.8%だった。
「メンテナンスをしながら長く使い続けることが、かっこいいと思うか」は、「そう思う」「どちらかと言うとそう思う」を合わせると66.6%だった。
「使うこと自体がステイタスになると思う」は、「そう思う」「どちらかと言うとそう思う」合わせて60.5%だった。

日常的に使うもので「一生もの」を購入した経験の有無について聞いたところ、41.7%が「はい」と回答。「いいえ」は59.3%だった。
「はい」と回答した人に購入のきっかけを聞いたところ、「誕生日や結婚記念日などの記念日」「頑張った自分へのご褒美」は同率で最も多く、それぞれ24.4%だった。

「一生もの」の購入経験について「いいえ」と回答した人に、今後購入したいと思うかを聞いたところ、49.6%が「はい」と回答。約半数が今後の購入を検討していることがわかった。
買ってみたいと思う理由で最も多いのは「長期的に考えるとコスト面で得だから」で60.4%。続いて「お気に入りを使い続けることで、気持ちが高まるから」が41.7%、「ものを大切にする意識が生まれるから」が41.1%となった。

日常的に使うもので「一生もの」を購入したことがある463人に対して、どのような商品を購入したかを聞くと、「時計」が87人で最多。続いて「バッグ」が43人、「筆記具」が28人、「指輪」「財布」が同数で19人だった。

長く使い続けることができる高級なボールペンや万年筆について、ギフトに最適かを年代別に聞いたところ、「はい」は40〜60代で35.3%、20〜30代は45.1%で、年代が高い方がギフトに最適だと考える人が多いことがわかった。

調査概要
- 調査方法:インターネット調査
- 調査エリア:全国
- 調査対象:20歳~60歳代の一般の男女(無造作抽出)1110人
- 調査期間:2025年2月10日~12日