藤田遥 6/6 8:30

大丸松坂屋百貨店は、「大丸東京店」内にある複合型体験ストア「明日見世」に、コーヒー専門通販・サブスクリプション「PostCoffee」が手がけるコーヒースタンド「PostCoffee KIOSK(ポストコーヒーキオスク)」をオープンした。また、「MY OASIS」をテーマにした「明日見世Vol.4」の展開も開始している。

「気軽に手軽に美味しいコーヒーを手に入れられる」がテーマ

「PostCoffee KIOSK」では、世界各地の銘店ロースターのスペシャルティコーヒーを日替わりで提供する。ハンドドリップコーヒー、エスプレッソドリンクのイートイン、テイクアウトが可能。ドリンク以外にも、世界のロースタリーのなかから厳選した著名ロースタリーのコーヒー豆などを販売する。

「明日見世」にオープンしたコーヒースタンド「PostCoffee KIOSK」のようす
「明日見世」にオープンしたコーヒースタンド「PostCoffee KIOSK」のようす
営業時間は10時00分~20時00分。大丸東京店の営業時間に準ずる

「明日見世」に出店した理由をPOST COFFEEの下村領氏(CEO/代表取締役)は次のように話す。

2020年からサブスクサービスを開始し、2023年10月に下北沢に実店舗をオープンした。店舗オープンから1年半くらい経つが、オンラインではアプローチできなかったお客さまにアクセスできている感覚があり、すごく手応えを感じている。

「PostCoffee」を立ち上げる前、渋谷で3年ほどコーヒー店を経営しており、そのときに小さなスタンド型のコーヒー店を運営したいと思っていた。当時は実現する術がなかったが、今回大丸松坂屋百貨店さんからお話をいただき、このタイミングでチャレンジしようと思ったことがきっかけだ。(下村氏)

POST COFFEE CEO/代表取締役の下村 領氏
POST COFFEE CEO/代表取締役の下村 領氏

また、東京駅から近く、性別や年齢を問わずさまざまな人が訪れる「大丸東京店」の立地を生かし、「オンラインでは、顕在的なニーズを持っている人や、Instagramを利用している人などアプローチできる人が限られてしまう。オフラインでは、接点が持ちにくかった人との接点作りに期待している」(下村氏)と言う。

「明日見世Vol.4」では、梅雨や猛暑などを乗り切るアイテムを展開

「明日見世」では3か月ごとにテーマを設定し、それに沿ったブランド・商品を展開している。「明日見世Vol.4」は、「MY OASIS」をテーマに5月28日~8月19日まで実施。寝具やスキンケアアイテムなど、国内のリアル店舗初出店1ブランドを含む全20ブランドを展開している。

8月19日まで展開しているブランドの一例
8月19日まで展開しているブランドの一例
8月19日まで展開しているブランドの一例
8月19日まで展開しているブランドの一例
日本らしい涼しさを感じられる「かざぐるま」をテーマにしたインスタレーションも実施している
日本らしい涼しさを感じられる「かざぐるま」をテーマにしたインスタレーションも実施している

また、大丸松坂屋百貨店は「明日見世」出店者向けの新プランを開始した。出店者は課題や目的に応じて全5つのプランから選べるという。新プランは次の通り。

  1. 「CONNECT」プラン:大丸松坂屋百貨店のアプリを活用し、来店促進とブランド体験の拡大につなげる。百貨店顧客へのサンプリングやアンケートが実施可能
  2. 「BRANDING」プラン:「大丸東京店」9階の店頭・メディアを活用し、特別なVMDと多面的な露出を実現。新商品の発表、シーズンプロモーションの成果最大化を支援する
「明日見世」のプランについて
「明日見世」のプランについて
この記事が役に立ったらシェア!
これは広告です

ネットショップ担当者フォーラムを応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]

[ゴールドスポンサー]
[スポンサー]