スペシャルティコーヒーのサブスク「PostCoffee(ポストコーヒー)」がオープンした「オフラインストア」に行ってきました
オムニチャネルが当たり前になってきて、ユーザーとのリアルな接点の場をいろんな形で持つ企業が増えていますが、今回訪ねた「PostCoffee Offline Store(ポストコーヒー・オフラインストア)」も、オムニチャネルの1つの形と言っていいかと思います。
「PostCoffee Offline Store」があるのはおしゃれな目黒。たたずまいもおしゃれです。中に入ると美しく並んだ美しいボトルがずらり! なんと気持ちの良い陳列でしょうか。
ボトルの中身はコーヒー豆。でもただのコーヒー豆屋さんではありません。コーヒーのサブスクリプションサービスを手がける「PostCoffee(ポストコーヒー)」の“オフラインストア”なのです。
PostCoffeeとは?
「PostCoffee」は2019年3月にローンチしたコーヒー豆のサブスクリプションサービス。扱っているのは最高ランクの「スペシャルティコーヒー」。15か国の農園で生産された30種類のコーヒーの中から、3種類が郵便受けに届きます。
30種類もあっても選べない? …ですよね。でも心配いりません。「PostCoffee」では簡単な質問に答えるだけで、ピッタリなコーヒーを選んでくれるのです。
単純にどんなコーヒーが好きかを問われるわけじゃないんです。「好きなチョコレートの種類は?」とか「1週間の休暇をすごすならどこ?」とか、それってコーヒーと関係あるの? と思うような10個の質問です。約15万通りの組み合わせから、その人に合った好みのコーヒーを3種類、淹れ方や頻度、量、オプションなどもカスタマイズして提案してくれます。
診断によると私は「中煎り多め、たまに違うテイストも飲むミディアムラバー」だそうです。実際に飲んだ感想をフィードバックしていくと、より最適化されていくそうな。
お値段は3種類各3杯分(計9杯分/約135g)を月1回の配達で税込み1,598円から。他に15杯分を月1回とか、9杯分を月2回、15杯分を月2回などパターンが選べます。スタマイズによって砂糖や粉末ミルク、フィルターなどもセットになっていて、マグカップさえあればすぐに淹れられるようになっています。
診断の後はバリスタによる淹れ方講習&試飲
そんな「PostCoffee」がはじめた目黒のオフラインストアでは、コーヒー診断で導き出された3種類を試飲でき、さらにバリスタが淹れ方を教えてくれます。自分でもやらせてくれるので、いつも「こんな感じかな〜」となんとなくやっていた作業に自信が付きました!
ちなみに私がレコメンドされたのは、ジャスミンなど花の香りを持つ「エチオピア」(アンドロメダラウガ)、ミルクチョコレートやナッツを感じさせる「ブラジル」(ヤマグチ農園)、オレンジやベリーを感じさせる「コロンビア」(ラ イタリア)。
カフェにしなかったところがミソだと思うんです
「PostCoffee」のユーザーなら試飲や豆の持ち帰りができますが、ユーザー以外の人が立ち寄ってコーヒーを飲んだりテイクアウトしたりはできません。いわゆるカフェではないのです。
なんてったってここ、奥は「PostCoffee」のオフィス。受注や発送の作業もここで行っているのです。
「PostCoffee Offline Store」みたいにオフィスの一角をエンドユーザーに開放するって、結構良い戦略かもーって思ったんです。
普通にカフェを営業するとなったら設備や人の手配が大変だけど、オフィス内なら臨機応変に対応できそうだし、「いつエンドユーザーが来るかわからない」という状況なら身だしなみにも気を付けて、オフィスをきれいに保とうという意識にもなりそうですよね。ユーザーにとっても「こういう場所でこういう人たちが送ってくれるんだ」ってことがわかれば、まったく顔が見えないのとでは安心感が違います。
「PostCoffee Offline Store」はJR目黒駅からのんびり歩くか、東急バスで「元競馬場前」か「大塚山」で降りた所にあります。お近くの方はまだ見ぬコーヒーとの出会いを楽しみつつ、新しいオムニチャネルのあり方を見てみませんか? 将来的にはこの場所でユーザー同士の交流会や、コーヒーについての勉強会なんかもやってみたいとのことですよ。
PostCoffee Offline Store (ポストコーヒー オフライン ストア)
- 住所:東京都目黒区目黒 4-11-7 須田ビル 1F(Google Map)
- 営業時間:12:00〜17:00(最終受付 16:00)
- 休業日: 水曜日