大嶋 喜子[執筆] 9/29 8:30

パルはこのほど、実店舗で実施していた「入荷通知」をECにも導入したところ、購入率が従来比2.5倍、「LINE」友だち数が1.9倍に伸びた。会員登録やID連携をしていない非会員層にも「LINE」上で入荷通知を届ける仕組みの構築が寄与した。

売り切れ商品を対象に、ECにも入荷通知を実装したことで、次のような成果が得られた。

  • 従来の「LINE」入荷通知と比べ、購入率が2.5倍に向上
  • 「LINE」公式アカウントの「友だち」追加数が1.9倍に増加
  • 入荷通知の実装に伴い、非会員層も「LINE」公式アカウントに登録できるようにアップデート。毎月数億円規模の眠っていた需要を可視化
  • 非会員にも「LINE」からの個別アプローチが可能に

売り切れ商品に「LINEで入荷通知」ボタンを表示。ユーザーはタップすると「友だち」追加と入荷リクエストが完了するという仕組み。

会員登録もID連携もしていないユーザーにも、入荷通知など「LINE」の個別配信が可能
会員登録もID連携もしていないユーザーにも、入荷通知など「LINE」の個別配信が可能

従来、「LINE」のCRM施策は会員登録やID連携が前提とされていたが、登録の煩雑さから離脱する顧客も多く、潜在的な購買機会を逃してしまうことが少なくなかった。そこで、パルは会員登録やID連携をしていない非会員層にも「LINE」上で入荷通知を届ける仕組みを実装した。

パルの取締役専務執行役員で、WEB事業推進室室長などを兼任する堀田覚氏は「通販側でも『LINE』経由の登録が急増し、購入率がメール以上に高い成果となっている。非会員にも負担なく適切な情報を提供でき、新しいCRMの形を実現できた」とコメントしている。

ECでの入荷通知は、FANATICが提供する「LINE」CRMツール「WazzUp!(ワズアップ!)」を導入し、実現した。

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