青山商事、7つのデジタル技術を駆使したZ世代向け新コンセプト店舗「AO+(アオヤマプラス)」とは

青山商事は10月3日、「洋服の青山」からZ世代向けに7つのデジタル技術を駆使した店舗「AO+(アオヤマプラス)」の1号店を、東京・高円寺にグランドオープンする。
デジタル化やカジュアル化など大きな社会構造変化へ対応するため、青山商事は中期経営計画の基本戦略を推進するための「柱となる3つの方針」を掲げている。そのなかで「OMO推進」「DX推進」で今後の出店戦略の軸になる新たな店舗「AO+」を企画。Z世代のビジネスパーソンに向けてこれまでにない買い物体験の提供を目的に、7つのデジタル技術を駆使した新コンセプト店舗を立ち上げる。
「AO+」で導入した7つのデジタル技術の1に「AIスタイル診断」を採用。ユーザー自身が業界・職種などのアンケートに回答、カメラで撮影したユーザーの顔から、AIが顔タイプを診断しタイプを分類する。そのデータから顔タイプにマッチしたコーディネートをスタッフスナップから提案する。

「デジタル採寸」も提供する。ユーザーの「性別」「年齢」「身長」「体重」を入力し、正面と側面の2ショットを撮影することで、最短1分でお薦めサイズを確認できる。サイズや詳細は印刷可能。

「AO+」7つのデジタル技術
導入する7つのデジタル技術は次の通り。
- LEDディスプレイ
LEDディスプレイを店舗外観に設置し、デジタルを駆使することでブランドを訴求 - デジタルPOP
デジタルPOPを活用し、店内にておすすめ商品を発信 - AO+STYLING
スタッフスナップと連携し、コーディネート情報やおすすめ商品をピックアップ - AIスタイル診断
カメラで撮影したユーザーの顔から、AI が顔タイプを診断。顔タイプにマッチしたコーディネートを提案 - デジタル採寸
セルフボディスキャンによるおすすめサイズの診断 - AO+FITTING
選択した商品のサイズ、カラーバリエーション、在庫を確認。該当商品を着用したスタッフスナップや関連アイテムを紹介 - デジラボ(EasyChoice)
新しい既製スーツの選び方。30パターンのゲージでサイズを測り、生地を選ぶだけで最短翌日発送。
「AO+」の店内は、大きく2つの「クイックエリア」と「コミュニケ―ションエリア」で構成。「クイックエリア」では、デジタルコンテンツを中心にスタッフに声をかけなくても気軽にセルフで買い物できる。「コミュニケーションエリア」では、オーダーブランド「SHITATE(シタテ)」やフォーマルなど、専門知識を持つスタッフとコミュニケーションを取りながらビジネスウエアの着こなしを楽しむことができる。

AO+(アオヤマプラス)」は、店舗空間・什器設計・デジタル設計・コンテンツ開発と今までのノウハウを一度白紙にし、イチから作り上げた。同時にデジタル技術を活用して、買い物体験をしてもらえる環境も検証。「洋服の青山」が考える新しいコンセプト店舗が完成した。お客さまの声を反映しながら、この体験空間をさらに使いやすくアップデートしていきたいと考えている。(店舗開発部 木下俊之氏)