大嶋 喜子[執筆] 6:30

楽天グループは10月9日、フリマアプリ「楽天ラクマ」で自社開発のAI技術を活用した出品サポート機能の提供を開始した。楽天やコメ兵が蓄積する商品データを活用し、ユーザーの出品時の手間の大幅削減を見込む。

AI技術を活用した出品サポート機能は、ユーザーが商品出品時に登録した画像をAIが分析し、最適なカテゴリ、商品名、商品説明文の候補を自動で提案。楽天が蓄積する数千万点の商品データと連携することで、ユーザーは正確な情報を効率的に入力することが可能になるという。

さらに、「ラクマ」における商品の鑑定サービス「ラクマ最強鑑定」で提携しているコメ兵が、年間240万点のブランドリユース品の流通を通じて蓄積したデータの一部も活用。楽天の商品データに加え、100以上にわたるラグジュアリーブランドの商品情報を提案することが可能となったという。

対象カテゴリーはレディース、メンズ、コスメ・美容、エンタメ・ホビー、スマホ・家電・カメラ。順次拡大を予定している。

AI技術を搭載した「楽天ラクマ」の、ユーザーによる具体的な利用方法は次の通り。

  1. 出品画面で「商品撮影」「アルバム」のいずれかを選択
  2. 商品の画像を登録するとAIが画像を分析し、「楽天」または「コメ兵」のデータベースから最適なカテゴリ、商品名、商品説明文の候補を自動で提案
  3. ユーザーは提案された商品候補を確認し、適切なものを選択
  4. 自動で入力された情報を確認
「楽天ラクマ」の具体的な利用方法
「楽天ラクマ」の具体的な利用方法

従来、フリマアプリでの出品時には、商品名の入力や商品説明文の作成など多くの情報が必要となり、ユーザーが負担に感じるケースがあることが課題だったという。この課題を解決するため、AI技術を活用した出品サポート機能を開発した。

この記事が役に立ったらシェア!
これは広告です

ネットショップ担当者フォーラムを応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]

[ゴールドスポンサー]
[スポンサー]