中川 昌俊 2015/6/30 8:00

日本郵便は6月26日、ネット通販などの国際宅配便サービス「ゆうグローバルエクスプレス(UGX)」の配送先に、今秋以降から米国を追加すると発表した。現在の配送先はアジア・オセアニア・ヨーロッパなど49か国だが、秋から米国宛ての荷物の配送が可能となる。

「ゆうグローバルエクスプレス」は、2014年10月に仏のジオポストと香港のレントングループの海外物流企業2社と資本・業務提携し始まった国際宅配便サービス(参考記事)。

国際スピード郵便(EMS)に比べ、関税元払いや詳細な荷物追跡ができるといった付加価値サービスが充実しているのが特徴。ただし、EMSよりも料金的には高くなっている。

「UGX」の対応地域は現在、アジア、オセアニア、欧州など49か国・地域で、北米はカナダのみだった。米国宛ての「UGX」はフェデックスが配送することになる。

今後は、フェデックスが海外で引き受けた日本宛荷物について、日本到着後にその一部をゆうパックで国内運送していくことも併せて発表した。

「ゆうグローバルエクスプレス(UGX)」の配送先

UGXが現在対応している49カ国
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