中川 昌俊 2015/8/20 11:00

ディー・エヌ・エーが8月7日に発表した2015年4-6月期(第1四半期)の連結業績で、「DeNAショッピング」や「auショッピングモール」などを運営するECモールの取扱高は前年同期比10.7%増の165億円となった。食品・日用品の取扱高が伸び、取扱高の拡大を牽引したとしている。

買い回りをすることで付与ポイントが増えるキャンペーンも積極的に展開、流通額のアップにつなげた。

前年同期は消費増税直後で消費が大きく落ち込んだため、2015年4-6月期は成長率は伸びやすい環境にあった。楽天の国内EC流通額は前年同期比17.2%増、ヤフーのショッピング関連取扱高は同21.3%増で、他のモールと比べるとDeNAは最も小幅成長となった。

DeNAは今期、商品ジャンルごとに集客メディアを作成、メディアからの送客で流通額拡大を進める計画を示している。だが、現在のところまだ具体的な施策はほとんど見られていない。

出店者数は、これまで公開してきた体制から今期は非公開に。「Yahoo!ショッピング」の出店料無料化の影響で、2013年10月以降出店者数の減少が続いており、こうしたマイナス要因を明らかにしたくないという意向がありそう。なお、2015年3月末時点の出店者数は3900店舗。

EC事業売上高とショッピング取扱高(出典は2015年度第1四半期決算説明会資料)
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