中川 昌俊 2015/8/31 11:00

家電のECサイト「サンダンスネット」を運営するサンダンスの久田朝代社長は、2001年に家電のネット通販で事業をスタートした。だが、その後両親の介護のために事業を縮小。そんなとき、Amazonは手間をかけずに販売できると知り、2011年にAmazonでの販売を開始した。そんな自らの介護経験を活かして介護用品の販売も始めている。久田社長にAmazonでの販売状況と今後の展開などを聞いた。

Amazonレンディングで短期融資を受け、季節家電などの仕入れもしやすくなった

久田朝代社長

――ご両親の介護をされながら、販路としてAmazonを選んだ理由は?

以前からインターネット販売を行っていましたが、両親の介護に追われ、販売にかけられる時間が少なくなり、売り上げも縮小傾向にありました。そんな時にAmazonは、初期費用はかからず月額登録料だけで販売できると知りました。

販売を始めてみると、商品ページなどを作る必要がなく、Amazonで販売されている商品であれば販売価格などの設定だけで簡単に販売ができるようになるので、「これなら時間をそれほどかけなくても続けられる」と感じました

Amazonの倉庫に商品を置き、発送業務をAmazonにアウトソーシングする「フルフィルメント by Amazon(FBA)」もあります。時間がなくても販売ができるのはとても助かります。

売り上げも縮小傾向でしたが、Amazonで販売を始めたことで順調に拡大してきています。

――Amazonの融資サービス「Amazonレンディング」も利用されているということですが。

家電製品は単価が高く、仕入れでは現金での取引も多いので、Amazonレンディングで短期融資を利用しています。おかげで、季節商品などの仕入れもしやすくなりました。銀行融資のように、わざわざ窓口まで出向く必要もありませんし、最初に登録を済ませておけば、再び利用する時は書類提出の手間は必要ありません。

返済もAmazonの売り上げから引き落とされるので、すべての手続きが自宅に居ながらできるので助かります。金利は銀行に比べて少し高いですが、短期間の借り入れなので、融資までの手間を考えたらメリットは大きいと考えています。

――Amazonを利用してみた感想は。

Amazonのシステムは、全体的に手間がかからないのがいい。今では販売のほとんどをAmazonで行っています。FBAの倉庫への納品時に配送料が安く利用できるFBAパートナーキャリアサービスなど、「あったらいいな」と考えていたサービスが実現されるなど、年々便利に進化していくのもうれしいです。

――今後の展開は。

先日から「マケプレお急ぎ便」の利用を開始しました。介護用品はすぐに利用したいという消費者が多いので、今後の需要増加に期待しています。時間を有効的に使いながら、お客さまに便利に購入いただけるように努めたいと思います。

介護経験を活かし、介護食などの取り扱いも行っている

事業者概要

  • 販売サイト名:サンダンスネット http://amzn.to/1AnFOXy
  • 本社所在地:東京都練馬区
  • Amazonでの販売開始時期: 2011年4月
  • 販売カテゴリー:ヘルス&ビューティー、家電
  • 利用サービス:Amazon出品サービス/フルフィルメント by Amazon(FBA)/Amazonレンディング

  • Amazon出品サービスについて詳しくはこちら
  • Amazonのサービスを利用することで活躍している人物・企業を紹介するAmazon Storyはこちら
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