瀧川 正実 2014/7/16 11:38

オフィス用品通販のアスクルがECで攻勢をかけている。運営する一般消費者向けECサイト「LOHACO(ロハコ)の2014年5月期売上高は、2年目で前の期比5.8倍の121億円と急成長。積極的な広告費の投下で規模を拡大している。今期(2015年5月期)の売上高は220億円を予想。前期は30億円の営業赤字だったが、今期も規模拡大のための先行投資を優先。30億円の営業赤字を見込む。

2年目となる運営で売上高121億円を計上したことで、アスクルはさらに今期ももEC分野への投資を推進。2015年5月期は、「Eコマース№1にむけたさらなる物流効率化」「イノベーションによる物流サービスの進化」「お客様起点のECマーケティングを成長エンジンへ」などを全社方針で掲げている。

今年2月、ビッグデータの活用による新たなECマーケティング手法の開発およびサプライヤーとの新商品開発の共同研究を目的に「LOHACO ECマーケティングラボ」を設置。12社のサプライヤーと開発した新サービスを8月にも開始する。

ロハコ内に、暮らしに役立つブランドなどを集めた「ロハコモール」も好調。無印良品は2300商品に品揃えを拡充するなど、流通額が伸びているという。

今期の売上高は220億円で、前期に引き続き規模拡大に向けた先行投資を進めるため、30億円の営業赤字を見込んでいる。

「ロハコ」は、2012年にアスクルとヤフーが資本・業務提携し、共同で運営する消費者向けECサイトとして同年10月にオープンした。スタート1年目となった13年5月期の「ロハコ」の売上高は21億円。

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