渡部 和章 2017/5/19 10:00

「ショップジャパン」のブランドでテレビ通販やネット通販を手がけるオークローンマーケティングは5月、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)によるマーケティング施策の効果を可視化するツールを導入した。

SNSユーザーの行動データや心理データなどをクラウド上に蓄積、マーケティング施策がユーザーに与えた影響度を定量的・定性的に可視化する。

導入したツールは、ソーシャルメディアマーケティング支援を行うアライドアーキテクツが開発した「ブランドタッチマネージャー」。

SNS公式ページに対するリアクションやSNS広告に対する反応、アンケートの回答結果など、SNSで収集した多様なユーザーデータを蓄積。それらのデータをWeb上の行動データと掛け合わせることで、ユーザーを「Fan(愛好家)」「Prospect(潜在顧客)」「Customer(顧客)」「Loyal(忠誠心の高い顧客)」の4段階に分類し、統合管理する。

そして、SNSを活用したマーケティング施策によるユーザーの態度変容を測定することで、マーケティング施策の「消費者への影響度」を可視化する。

WebキャンペーンやSNS広告のほか、テレビCMや店舗と連動したサンプリングプロモーションの効果を測定することも可能だ。

テレビ通販大手のオークローンがSNSマーケティングの効果測定ツール「ブランドタッチマネージャー」を導入
「ブランドタッチマネージャー」の仕組み

オークローンマーケティングのデジタルマーケティング部・野崎勝弘副部長は、「ブランドタッチマネージャー」を導入した狙いについて次のようにコメントしている。

これまでマス広告を中心としたダイレクトマーケティングに注力してきましたが、今後、SNSを中心としたデジタル施策のさらなる拡大を見据える中で、通販事業に対してSNSが与える影響を明確化しきれずにいるという課題を感じていました。

今回、「ブランドタッチマネージャー」の導入によってSNSに関連するお客様の「状態」を可視化することで、これまで計測することのできなかった"SNSのビジネス価値"を見出すことができると考えています。

今後は「ブランドタッチポイント」を軸にSNSと他のマーケティング施策との連携を強化し、お客様により価値のある接点の提供および顧客獲得基盤の拡大を行っていく予定です。

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